第2回入賞作品「邪霊鎮魂歌」

 みんながつくったオリジナルのプログラムを募集
(ぼしゅう)
している「みんなのプログラムギャラリー」。第2回の入賞
(にゅうしょう)
作品が決定!
 専門家
(せんもんか)
の方による講評
(こうひょう)
と合わせて、お披露目
(ひろめ)
するよ。

作品名:「邪霊鎮魂歌」
AT-8さん(愛媛県・中1)

使用言語:Scratch
開発期間:約1か月(35日程度)
作品URL:https://scratch.mit.edu/projects/416178220/

 Scratch(スクラッチ)でつくった弾幕
だんまく
シューティングゲームだ。ゲームの難易度
なんいど
だけでなく、主人公や宝珠
ほうじゅ
のタイプも選べるので、何回も楽しめそうだね。

 BGMは作曲ソフトを使ってつくったり、キャラクターなどの絵も自分で
いたとのこと。上記のURLにアクセスすれば、ゲームを楽しんだりプログラムの詳細
しょうさい
を見ることができるよ。

 このプログラムについては、KoKaNetの連載
れんさい
「micro:bitでレッツプログラミング!」や書籍『アイディアふくらむ探検ウォッチ micro:bitでプログラミング』の著者であり、Scratch関連の著作
ちょさく
も多い倉本
くらもと大資
だいすけ
さんに講評
こうひょう
していただいたよ。

専門家からのアドバイス!

 言わずと知れた東方系
とうほうけい
弾幕シューティングですね。難易度、プレイヤーのキャラクター、装備
そうび
の選択などゲームの設定メニューがしっかりつくってありますね。同様
どうよう
のゲームをよく知っている人にはなじみのあるゲームシステムだと思うけど、知らない人にはもう少しわかりやすい説明があるといいかな。

 たとえば自機
じき
当たり判定が小さいことなどが特徴
とくちょう
だけど、知らないとどこに当たってやられているのかわからないなんてことになるよね。

 ただこれはScratchで作ってあるから、中を見て読み
いていけばだれでもそのしくみがわかる。そういった時のために、メッセージ名やスプライト名はわかりやすいものにしておくのはいいことだね。この作品もほとんどがわかりやすく作られていたけどメッセージ「お」「おお2」などは読み解く際に引っかかりそうだね。

 弾幕シューティングならではの多くの
たま
の動きによる幾何学的
きかがくてき
軌跡
きせき
や、それぞれのパーツのつくりこみ、1ドットずつ細かく描かれていて全画面表示したときの精細
せいさい
さには驚きました。

 私が下手なので何度もやられたからだけど、ゲームオーバー後のもう一度プレイするといったメニューもあると親切かなと思いました。

 今回は全部自分でつくったということだけど、人気ジャンルということもあり、ふだんからコラボレーションなども楽しんでいるようなのでいいなと思いました。
 これからも楽しく作品をつくってくださいね。

今回アドバイスをいただいた専門家

倉本大資さん

 2008年からScratchを中心に子ども向けプログラミングワークショップを多数開催。 
スイッチエデュケーションアドバイザーや、プログラミング教室TENTOなどに参画するなど、子供向けプログラミングの分野を中心に活躍中。
子供の科学では、KoKaNetで「micro:bitでレッツプログラミング!」を連載中。
著書は『アイディアふくらむ探検ウォッチ micro:bitでプログラミング』などがある。

最新号好評発売中!

子供の科学 2024年 12月号

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