本書では基本的に、Scratchというソフトウェアを使ってプログラミングを行います。
Scratchとは?
Scratchは子供がプログラミングを学ぶためのプログラミング環境です。ブロックを組み立てることでプログラムを組み、自分で描いた絵や写真、録音した音などを使ってゲームやアプリケーションをつくることができます。
Scratchは2000年代初めにMITメディアラボ(米国マサチューセッツ工科大学の研究施設)で研究開発が始められ、2006年に公開されて以来、世界中で利用されています。日本でも小学校でのプログラミング教育がスタートし、多くの学校で利用されています。現在はScratch財団によって開発、サイトの運用が行われています。無料で公開されており、誰でも利用できます。
Scratchの利用について
Scratchのサイトにアクセスするだけで、ブラウザ上で利用できます。家庭や学校でインターネットのアクセス制限をしている場合は、以下のURLのアクセス制限を解除してください。
Scratchだけを使う本書Part1の内容は、アプリケーション版のScratchをダウンロードすることで、オフラインでも行うことができます。
Scratchアプリをダウンロード
https://scratch.mit.edu/download
Scratchをはじめて使う場合は?
本書は、Scratchをある程度使ったことがあるユーザー向けに書かれています。Scratchをはじめて使用するという場合は、コカネットの「Scratchではじめようプログラミング」でかんたんなプログラミングを体験してみることをおすすめします。