本書では、実験や観察を行うための装置のつくり方を紹介しています。装置をつくるにあたって必要な材料や道具は、各実験冒頭の「材料と道具」の項目を見ながら準備しましょう。ほとんどのものは100円ショップや文具店など身近なお店で入手できます。
もし準備していてわからないことがありましたら、お問い合わせフォームより詳細を記載してご質問ください。
以下では、本書に記載されている内容の補足の説明を行います。
ばねで重さを量ってみよう(P20~)
●道具
記載されているもの以外に、ハサミやカッター、カッターマットなどの基本的な工作の道具が必要です。また、サイズを計測するものさしなども必要になります。(以下、装置の工作が必要な実験は同様です)
●ばねについて
ホームセンターなどで直径10mm、長さ20mmぐらいの金属製の「引きばね」をお求めください。ばねの直径や長さが違っても実験はできますが、めもり用紙やプログラムなどを調整する必要があります。
●ウェブカメラ
多くのパソコン、タブレット端末に内蔵されていますが、ウェブカメラが内蔵されていない場合は別途、外付けのウェブカメラの準備が必要になります。(他のウェブカメラを使用する実験も同様です)
外づけのパソコン用のカメラのことは「ウェブカメラ」や「ウェブカム」という名前でも呼ばれています。外づけのウェブカメラを新しく購入した場合は、まずパソコンに接続しましょう。カメラを使うのに必要なソフトは自動的に用意される場合が多いですが、ウェブカメラのマニュアルを確認しながら接続してください。
セロハンで湿度計をつくろう(P66~)
●硬い板
縦200×横300㎜程度の硬い板を用意します。プラスチックや木など、湿気で変形しない素材で、表面に粘着テープがつけば、何でも構いません。ホームセンターなどでお求めください。お店によっては、木材などを希望のサイズに切り出してくれるところもあります。
音の干渉を観測しよう(P74~)
●パソコン
Scratchを動かすパソコンに加え、音を鳴らすパソコンの2台が必要になります。また、マイクの位置を動かす必要があるので、ノートパソコンのような移動できるタイプのものである必要があります。
日照時間を測ろう(P98~)
●電池ボックス
電池ボックスは、micro:bitにつなぐためのJST PH2ピンコネクタがついているものをご用意ください。「KoKa micro:bit探検ウォッチキット」には付属しています。(他のmicro:bitを使う実験も同様です)
●マイクロUSBケーブル
micro:bitを使う実験では、パソコンからmicro:bitへプログラムを書き込むために使うマイクロUSBケーブルが必要です。micro:bit側は「Micro USB Type B」、パソコン側は「USB Type A」と両端で違うコネクタがついているものを用意しましょう。また、充電専用ケーブルはプログラムの書き込みに使えないので、必ず通信ができるケーブルを使ってください。「KoKa micro:bit探検ウォッチキット」には付属しています。(他のmicro:bitを使う実験も同様です)
熱の伝わり方を調べよう(P105~)
●サーミスタ
防水加工されたサーミスタ(本書ではSEMITEC社サーミスタ103-AT-11を使用)を2本用意します。電子部品は専門店で入手する必要があります。
【電子部品の専門店の例】