Q5 1955年、糸川英夫博士が超小型ロケットの水平発射試験に成功。鉛筆に形が似ていることから「ペンシルロケット」と呼ばれた、このロケットの全長は?

解答

a.23cm

解説

 ペンシルロケットは全長23cm、直径1.8cm、重さ190gの超小型ロケット。1955年4月に試射が行われ、長さ1.5mの発射台から水平に発射された。当時の日本にはレーダーでロケットを追跡する技術はなかったけれど、開発した東京大学の糸川英夫博士は「水平に発射しても重力と空気抵抗の影響は調べられる」と考えたそう。この実験で得られたデータはその後のロケット飛翔実験に使われ、日本の宇宙開発のいしずえを築いた。

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 1994年5月号では、糸川英夫博士のインタビュー記事を掲載! 「科学」とは何かについてお話しを伺っているよ。ペンシルロケットの開発についても紹介。実は糸川博士も、KoKa読者だったんだって!

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