解答
a.ハサミ
解説
CRISPR-Cas9は、ゲノム中の狙った場所をピンポイントで改変できるゲノム編集ツール。まずガイドRNAが標的のDNA配列を見つけて結合し、人工酵素Cas9がDNAの二本鎖を切断する。そして切断した部分の遺伝子の働きを失わせたり、別の遺伝子を挿入して改変するしくみで、Cas9は「酵素のハサミ」とも例えられる。CRISPR-Cas9は2012年に発表されてから改良型が次々に登場し、今では世界中の研究者に広く利用されている。
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2020年12月号では、ノーベル賞を紹介する記事の中で、「CRISPR-Cas9」についても解説しているよ。ゲノム編集についても少し紹介している。