Q18 1949年、湯川秀樹博士が日本人初のノーベル物理学賞を受賞。湯川博士が1934年に発表した論文でその存在を予言していたものは?

解答

b.中間子

解説

 中間子とは、原子核の中にある陽子と中性子を結びつける力(核力)をいう。湯川秀樹博士は1934年に発表した論文の中で、「原子核の陽子と中性子の間には未知の粒子があり、それが2つの粒子を結びつける力を生んでいる」と予言。その未知の粒子を重さを計算すると、陽子と電子の中間の重さであることから「中間子」と名付けた。この中間子理論はすぐには認められなかったが、1947年に宇宙線の軌跡からパイ中間子が発見されたことで正しさが証明され、1949年に日本人初のノーベル物理学賞を受賞した。

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 1952年5月号では、湯川秀樹博士がノーベル賞を受賞した「中間子」について解説しているよ。

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