子供の科学2021年8月号特集で募集した「読者の謎解きコンテスト」に謎解き作品を送ってくれたみんな、どうもありがとう!
応募いただいた全29作品は、どれもとてもよく練られた力作ばかりで、審査をしていただいた京都大学パズル博士の東田大志先生も驚いていたよ。迷いに迷った末、特に秀逸な2作品を、今回の受賞作として選出したぞ。
それではさっそく、受賞者を発表しよう。また、今回は「読者が考えた問題を、読者が解く」……という新しい企画だ。ここに来た読者のみなさんは、受賞した謎解き問題にぜひチャレンジしてほしい! ボタンをクリックすると、謎解き問題ページを見ることができる。謎解きに挑戦したら、解答フォームより答えを投稿しよう。正解者の中から抽選で3名に、1000円分の図書カードを進呈するよ。
受賞作品発表!
田中陽大さん(石川県・小6)
【東田先生の講評】
表と絵をうまく使った謎だ。表を使った謎は、2021年8月号の特集記事では紹介しなかったけれど、タテとヨコを両方考えていくおもしろい謎がつくれるぞ。この謎でも表の形をうまく使っている。
絵もわかりにくいものにはヒントがあり、最初はすぐに進めるようになっているぞ。ただし、この謎は一筋縄ではいかないぞ。どこかに見落としている手掛かりはないだろうか。問題をすみずみまで見れば、正しい答えを導き出すヒントが見つかるだろう。
かまきりちゃんさん(福岡県・小5)
【東田先生の講評】
ストーリーのある謎だ。「知らない部屋に閉じ込められた」という状況を想像すると、同じ謎を解くのでもドキドキするよね。謎の答えもストーリーに合ったものになっているぞ。
脱出ゲームではこの謎のようにストーリーが付いていることも多い。物語の登場人物になりきって謎を解くのも脱出ゲームの醍醐味なのだ。問題文をよく見れば、意味不明に見える文章の謎を解き明かせるはず。部屋に閉じ込められた気持ちで解いてみよう。