春が訪れ、「土に触れたい」と感じている人も多いのでは? どこにでもあり、誰でも知っていると思われがちな土ですが、その実態は謎だらけ。4月9日発売、5月号の特集では、地球上にある土の種類、植物との関係、世界の食糧生産事情、“最強の泥だんご”まで、知られざる土のお話をご紹介します。さらに、「眠り」のヒミツに迫る「睡眠」と「冬眠」の最新研究、論理的思考力を育てる「算数パズル」付録にも注目!
100億人の未来を支える足元に広がる小宇宙「土の可能性」
世界の人口は増え続けており、2050年には100億人に達するとの予想もあります。人口が増えればそれだけ多くの食糧を生産しなければなりませんが、今でも飢えに苦しむ人がいるのに、私たちは100億人を養うほどの食糧を生産できるのでしょうか? その上、植物の生育に欠かせない土が失われているという話もあり、農地があっても農作物を生産できなくなっているといいます。そもそもよい土とはどんなもので、世界にどれくらいの種類があるのでしょう? そこで、土を研究している森林総合研究所主任研究員の藤井一至先生に取材。土の基本から“最強の泥だんご”のつくり方まで、土に関するいろいろなお話を聞いてきました。
神経科学に残された最大の謎を解け!「眠気の正体と人工冬眠の未来」
生物にとって「眠り」はとても大切なものです。私たちヒトなどが毎日眠るときの「睡眠」と、冬越えをする生物にみられる「冬眠」。この2つの眠りのメカニズムについて、最近わかってきたことがあります。「どうして長く起きていると眠気が生じるのか?」、「ヒトも冬眠できるのか?」、そして「2つの眠りをコントロールできたら、どんなことが可能になるのか?」。これらのヒミツを睡眠研究の第一人者・柳沢正史先生に聞きました。
とじ込み付録「論理的思考力が身につく!算数パズル ロジックタイル」
「パズル学」の論文で日本初の博士号を取得し、日々新しいパズルを考案し続ける、パズルの専門家・東田大志先生からキミたちへの挑戦状です! 今月は、「論理的思考力」を養う算数パズルを出題します。みなさんはすべての問題を解くことができるでしょうか!? パズルを解いて未来に役立つ力を身につけましょう!
はじめようジブン専用パソコン「Google(グーグル)を使いこなして検索王になろう」
インターネットには大量の情報があります。例えば、Webサイトの数は世界で約12億ともいわれます。そして、これだけたくさんの情報の中から、自分の手と目だけで必要な情報を探し出すのはとても難しいことです。そこで用意されているのが、便利な「検索サービス」。今回は、世界で最もよく使われている検索サービスである「Google(グーグル)」を例に、使い方の基本から、目的のページを見つけるための便利な使い方をご紹介します。
学校でも塾でも教えてくれない 生きる技術「カセットコンロで春巻きをつくろう!」
カセットコンロは「非常時の王様」です。なぜなら、大地震などで電気、ガス、水道が使えなくなってしまったときでも、簡単にお湯を沸かすことができ、料理もできるから。しかも、手軽に移動できるのでどんな場所でも使えます。普段は鍋料理に使うだけだと思われがちだけど、実はとてもすごい道具なのです。今回は、そのカセットコンロを使って、おいしくておもしろい料理をつくってみましょう!
その他にも…
●実験連載「ミハイル・ツヴェットのクロマトグラフィ」
●ビーカーくん、科学技術館にゆく!
●大人気ポケデンは、OKかNGか伝えるマシンづくり!
●放課後探偵 世界の危険生物編は「インド」