プラスチックは何でできているのですか?

石油からつくった高分子化合物でできている

身のまわりの多くのものがプラスチックでできていますね。プラスチックは成形(いろんな形にすること)が簡単で軽く、また金属ほどではありませんがとても丈夫です。

プラスチックは、一般に高分子化合物とよばれます。高分子というのは、分子が何千個も集まっている物質のことです。高分子は、小さな分子を化学合成によってたくさんの分子をつないでつくられます。

プラスチックの原料は、石油からつくりだしたナフサという物質です。まず、ナフサを化学的に分解して分子量の小さな化合物をつくり、次にその分子をたくさんつないで高分子のプラスチックをつくります。

プラスチックの原料としては、ナフサのほかトウモロコシやケナフという植物の繊維なども用いられます。

白鳥 敬(サイエンスライター)

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