イヌ、ネコ、ヒトがにおいを感じるしくみ
私たちがにおいを感じることができるのは、空気中をただようにおいのもととなる、目に見えない小さな物質が鼻に入るからです。
ヒト、イヌ、ネコを含むほ乳類の場合、鼻は、「鼻中隔
」と呼ばれる壁によって左右に仕切られています。鼻の中の皮膚は「ボーマン腺
」という器官から出てくる液体(粘液)でおおわれていて、鼻の内側はいつもしっとりとぬれています。粘液でぬれている、鼻の中の皮膚のことを粘膜と呼びます。
においのもとが鼻の中に入ると粘液にとけて、鼻の皮膚にある「嗅細胞
」という細胞に達します。この嗅細胞は神経の一種で、においのもとを受け取ると電気の信号に変えて脳に伝え、それがにおいとして感じられるのです。
こうしたにおいを感じるしくみは、ヒト、イヌ、ネコに共通しています。においをかぐときは、においのもとをより多く鼻の中に入れたほうがいいので、ヒトも、イヌも、ネコもくんくんかいで、においのもとを鼻の中に吸いこもうとするのです。
こんなにすごい!イヌ、ネコの嗅覚
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