古代エジプトが六本木に出現!「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」 【1月25日(土)~4月6日(日)、東京都】

六本木にある森アーツセンターギャラリーでは「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」が開催中。ニューヨークにあるブルックリン博物館の古代エジプトコレクションから、彫刻、棺、宝飾品、土器、パピルス、そして人間やネコのミイラなど約150点が登場するよ。

 今回の特別展の目玉のひとつはやはり、貴重なミイラの展示だ。人間のミイラが2体、さらに動物のミイラも展示される。古代エジプトでは、人は死後、来世で復活し永遠の命を得ることができると信じられていた。ミイラのほかにも、美しい副葬品や葬儀のための道具なども紹介。古代エジプト人の死生観に迫っていこう。

《神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ》(部分)前760~前558年頃
ブルックリン博物館蔵 Photo:Brooklyn Museum
《ネコの棺とミイラ》前664~前332年
ブルックリン博物館蔵 Photo:Brooklyn Museum

 また、今回の展示では、今まであまりフォーカスされることのなかった古代エジプト文明を生きた人々の生活の営みについても解説している。当時の住居生活、食生活、仕事事情、身だしなみ、出産や子育てなどにも注目し、現代の生活へもつながる身近な謎を掘り起こしていく。

《ニカーラーとその家族の像》前2455〜前2350年頃
ブルックリン博物館蔵 Photo:Brooklyn Museum

 古代エジプトで絶対的な権力をもっていたとされるファラオ(王)の実像にも迫っていくよ。ピラミッドや神殿など壮大な建築物や装飾の数々からは、彼らの存在がいかに大きなものだったかが垣間見える。巨大ピラミッドの建築方法や建てられた当初の姿などについて最新の研究内容もご紹介。

《クフ王の名前が彫られた指輪》前664~前404年
ブルックリン博物館蔵 Photo:Brooklyn Museum

 展示の監修は、いま注目を集めている気鋭のエジプト考古学者・河江肖剰先生。名案内人と一緒に謎に満ちた3000年の旅にでかけよう。会期は4月6日(日)まで。


イベント名「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」
会期2025年1月25日(土)~4月6日(日)
会場森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
住所東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
時間10時~18時
※金曜日・土曜日・祝前日は20時まで
※入館は閉館の30分前まで
入館料公式サイトをご確認ください
休館日会期中無休
公式サイトhttps://egypt-brooklyn.exhibit.jp/
その他最新情報は公式サイトをご確認ください。

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