株式会社アーテックが主催「ユニバーサルロボティクスチャレンジ」は、世界中の子供たちがロボットの制作・プログラミング技術を競い合う国際競技会だ。9月に決勝が行われた2024年度大会の結果はどうなったのか、結果を振り返っていこう!
今年の大会では、「ロボット競技部門」と「アイデアコンテスト部門」の2部門が設けられた。エントリー数は、合計で2500名超! 両部門とも小中学生が対象となっているが、今回は初の試みとして、幼児部門もテスト開催されたよ。
「ロボット競技部門」はさらに、小学生対象のレギュラー部門、小中学生が対象のアドバンス部門に分かれる。今回のテーマは「ブロック運搬コンテスト」で、建設現場のような場所を想定して、ピースを所定の位置へ移動させて得点を競う。さまざまな形をしたブロックをより多く運んだチームが高得点を獲得できる。
レギュラー部門で優勝したのは、日本のチーム「加藤学園RSI」(静岡県)。学校のICTクラブに所属している小学6年生たちのグループで、昨年は惜しくも準優勝。決勝戦ではトラブルもあり、理想通りの戦い方はできず悔しさも残るというが、見事に一年越しの目標を達成した。
アドバンス部門で優勝したのは、日本のチーム「Smile King」。中学2年生と3年生のコンビだ。こちらのチームも昨年は惜しくも準優勝だったが、その悔しさをバネに、トラブルに見舞われても最後まであきらめずに挑戦し、優勝を掴みとった。
アイデアコンテスト部門は、小学校と中学校の部門にわかれて開催された。今年のテーマは、「SDGs3:すべての人に健康と福祉を」というもの。あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進するという目標を達成するためのロボットを考案・製作し、動画でエントリーする形式だ。
小学生部門で最優秀賞に輝いたのは、マレーシアの小学6年生のチーム。作品名は「SMART ONE STOP SHELTER (SOSS)」。
中学生部門で最優秀賞に輝いたのは、マレーシアの中学2年生のチーム。ロボット作品名は「R2-D2」。
そのほかの受賞作品についてや、今回初めて行われた幼児部門についてなどは、公式サイトのリポートに掲載されているよ。もっと知りたい!と思ったら、ぜひチェックしてね。
「ユニバーサルロボティクスチャレンジ」は来年度も開催される予定だ。次はキミもエントリーしてみたらいかが?
●公式サイト https://urc21.org/