料理の順番を考えるゲームで、プログラミング的思考も身につく! 「おいしいプログラミング」ってどんなゲーム?

 プログラミングといえば、Scratchなどで、ゲームなどのいろいろな作品をプログラムでつくるイメージがあるかもね。ただ、プログラムは、つくりたい「動き」を実現するために必要な指示をどの順番で組み合わせていくのかを考える必要がある。この「プログラミング的思考」が大事な考え方なんだ。

 その「プログラミング的思考」を、パソコンを使わずに、ゲーム感覚で楽しみながら育めるカードゲームがある。それが今回紹介する株式会社フロンテッジの「おいしいプログラミング」だ。

「おいしいプログラミング」で使うカードたち

料理の段取りを考えることで、プログラミング的思考力が楽しく身につく

 「おいしいプログラミング」は、料理をテーマにしたカードゲーム。あるメニューをつくるときは、食材を用意して、切ったり焼いたりといった調理をする。その時、どの食材をいつ調理するかという順番を考えるよね。そのときにプログラミング的思考を働かせている。このゲームでは、いくつかのメニューを効率よくつくる方法を考えられるかが、このゲームの遊び方のキモになるんだ。

どういう順番で食材を調理して料理を完成させるかを、それぞれのカードを集めることで再現するよ。

一人でも、二人でも楽しめるカードゲーム

 基本的なゲームの流れとしては、「レシピカード」の料理を、「食材カード」を集めて調理をして完成させることがミッションだ。

 「レシピカード」には使う食材と、調理のためのエリアと調理に必要なターン数が書いてある。「食材カード」にも調理のためのエリアと必要なターン数が書いてあるが、こちらには調理後の食材も描かれている。

「食材カード」(左)は「まな板」が調理のためのエリアで「1」が必要なターン。「レシピカード」(右)は「コンロ」が調理のためのエリアで「2」が必要なターン。

 ミッションはターン数が決められていて、その中で調理をしなくてはならない。複数の料理をつくるミッションもあるので、料理をつくる順番や、どの食材から調理をするかはよく考えたほうがいいよ。

 なお、このゲームは一人でも二人でも遊べる。ゲームの内容が少し変わるので、紹介していこう。

一人で遊ぶ時は「効率よく料理を完成させて、ミッションをクリア!」

 一人で遊ぶ時は、「効率よく料理を完成させて、ミッションをクリアする」ことを目指す。例えば「チャーハン・ほうれん草のおひたし」というミッションは、この2つの料理を4ターンでつくらなければならない。

 チャーハンの食材は、「ごはん」、「カット豚肉」、「カットねぎ」、「ときたまご」。ほうれん草のおひたしは「カットほうれん草」を使う。さて、どの食材からはじめようか。4ターン以内に両方とも完成したらミッションクリアだ!

一人で遊ぶ場合

 全部のミッションがクリアできたら、オリジナルのレシピをつくってみよう。「ブランクカード」という何も書いていないカードがあるので、「ブランクレシピカード」に料理のレシピを、「ブランク食材カード」にその料理で使う食材を書いてね。それも使って新たなミッションにチャレンジだ!

「ブランクレシピカード」(左)と「ブランク食材カード」

二人で遊ぶ時は「より効率よく料理を完成させた方が勝ち!」

 二人で遊ぶ場合は、「食材カード」と「レシピカード」を混ぜてシャッフルして、8枚ずつ配るところから始める。この8枚が自分の手札になる。残りのカードは山札として置いておき、自分のターンになったら1枚引いていくんだ。

自分の手札から完成させたい料理の「レシピカード」を選んで、レシピエリアに置き、順番を決めてからゲームがスタートする。

 「食材カード」や「レシピカード」の交換ができるといった、一人で遊ぶ時とは違うこともできる。料理が完成したらテーブルに置くけど、テーブルに料理が3品揃うか、山札がなくなったらゲーム終了だ。

 勝敗は、自分がつくった料理の合計ポイントで決まる。「レシピカード」に書かれているポイントで計算するよ。合計ポイントが高いほうが勝ちだ!

二人で遊ぶ場合

 ここでうまくいった料理の段取りが、実際の料理でもうまくいくか、家族と一緒に試してみてもいいね。

「おいしいプログラミング」が体験できるぞ!

 ここでは「おいしいプログラミング」について紹介してきたけど、遊んでみたいなと思ったみんなもいるんじゃないかな。実は、このカードゲームが体験できるイベントがあるよ。

 12月14日(土)に、Tokyo Innovation Base(東京都千代田区丸の内)で開催される「GUGEN2024 コンテスト・授賞式」の会場で開催される。この体験会に参加すると、先着100組に「おいしいプログラミング」がプレゼントされるよ! ぜひ遊びに行って、「おいしいプログラミング」を体験してみてね。

「おいしいプログラミング」を体験してみよう!

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