日本初展示のメガネカモグチウオも登場! 特別展「飼育係、南極に行く」【2025年4月6日(日)まで、愛知県】

愛知県にある名古屋港水族館では、「南極」をテーマにした特別展が開催中。普段なかなかお目にかかれない希少な南極の生物たちも登場!ここでは、気になる展示内容の見どころを紹介するゾ。

 今回の展示を企画立案したのは、名古屋港水族館の飼育係の方だ。第65次南極地域観測隊に参加し、南極での生物調査や採集活動を行った経験が本特別展にたっぷり詰め込まれている。南極ってどんなところ? 調査って一体何をするの? 気になることがいっぱい!

 そして、今回の見どころのひとつは、希少な南極の生物たちの展示。日本初展示となる「メガネカモグチウオ」はじめ、「ボウズハゲギス」「ショウワギス」など、名前からして気になる生物たちをぜひその目で見てみよう。

メガネカモグチウオ
南極大陸周辺の大陸棚、水深300mまでの海底に棲息。目の後ろに斜めの線があり、眼鏡のつるのように見えるのが特徴。南極・昭和基地周辺では、2023年第64次南極地域観測隊が初めて確認し、第65次観測隊によって初めて生体が日本に持ち帰られた。
ボウズハゲギス
南極大陸沿岸、水深30mより浅い海に棲息。頭の形が丸く、てっぺんにウロコがないことが名前の由来。定着氷(海岸に接して定着している海氷)域では、海氷の隙間に棲んでおり、銀白色の美しい体色をしている。
ショウワギス
南極大陸周辺の水深約700mまでの海底に棲息。南極・昭和基地周辺の海でよく見られる。英名は「emerald rockcod」といい、その名の通り、エメラルド色の美しい眼をしている。

 南極での活動をまとめた動画の上映や、活動時に撮影した南極の写真展示などもあるよ。いつか南極に行ってみたい、生き物が好きという人には特におすすめの内容だ。今回の貴重な機会をお見逃しなく★


イベント名特別展「飼育係、南極に行く」
会期2024年10月12日(土)~2025年4月6日(日)
会場名古屋港水族館 南館
住所〒455-0033 愛知県名古屋市港区港町1番3号
開館時間9時30分~17時30分(最終入館は16時30分まで)
入館料水族館チケット:幼児(4歳以上)/500円、小・中学生/1010円、高校生・大人/2030円
休館日毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
※年末年始、春休み期間は無休。メンテナンス等の休館あり。
問い合わせ052-654-7080
公式サイトhttps://nagoyaaqua.jp/
その他生物の状態により、展示が変更になる場合があります。
最新情報や詳細は、公式サイトからご確認ください。

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