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文/斉藤勝司
人工知能で地上絵がある可能性が高い場所を絞り込んだ
ペルー南部に広がるナスカ台地には、巨大な地上絵が数多く描かれていることが知られています。これらの地上絵は少なくとも2000年以上前に描かれたもので、1920年代に発見され、今ではユネスコの世界自然遺産に登録されています。
未発見の地上絵が数多く存在すると言われており、山形大学ナスカ研究所の研究グループは地上絵の研究に参加。人工衛星、飛行機、ドローンから撮影された画像から地上絵を探すリモートセンシング技術を用いて、これまでにも多くの地上絵を発見してきました。
しかし、ナスカ台地は約400平方キロメートルもあり、これほど広い土地を撮影した画像を人間の力だけで分析するのは困難です。研究グループはアメリカのIBM研究所の協力を得て、人工知能(AI)を利用して地上絵がある可能性が高い場所を絞り込むことにしました。
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