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文/白鳥 敬
いろいろな作物を1つの機械で収穫するのは難しい
農業の人手不足から、農作物を収穫する時にロボットハンドを使うことが注目されています。しかし課題もあります。農作物は生物で、乱暴に扱うと傷が付き、1つ1つの柔らかさや硬さ、大きさも違います。このような農作物のすべてに対応できるロボットハンドの開発は難しいと考えられていました。
そこで、1つのロボットハンドで多くの農作物の収穫に対応できることを目指して、北陸先端科学技術大学院大学のグループが研究を行いました。研究グループは柔らかくて薄い二重構造の膜でできたロボットハンドを製作して、一方の側の膜を捻ったときにできるシワで力を加減することで、農作物を傷つけずに収穫する方法を考えました。
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