福井県内では、7種の昆虫を対象にした分布調査が進行中! 目的は、外来種の昆虫や国内で分布を拡大している昆虫の分布状況を調べること。一般市民からの情報を集める市民調査だから、参加できる方はぜひやってみよう。
今回の調査で対象となっているのは、シタベニハゴロモ、ムネアカハラビロカマキリ、キマダラカメムシ、マツヘリカメムシ、 ヒラズゲンセイ、クビアカツヤカミキリ、ツヤハダゴマダラカミキリ。
これらの昆虫を福井県内で見つけたら、スマホのカメラで写真を撮影して、見つけた場所や日時とともに報告しよう。また、できる人は、標本を福井市自然史博物館まで届けると調査にさらに役立つので、協力してみてね。ただし、クビアカツヤカミキリとツヤハダゴマダラカミキリは特定外来生物なので生きたまま持ち運ぶことが禁止されている点に注意。また、ヒラズゲンセイは有毒なので、素手で触らないように気を付けよう。ちなみに、クビアカツヤカミキリとツヤハダゴマダラカミキリは2024年9月現在、まだ福井県内では見つかっていない種だ。
ひとりひとりの協力が地域の生態を知るための貴重なデータとなる。身近な自然環境を改めて知る機会にもなるから、気になった人はぜひ参加してみよう。また、福井県以外に住んでいるという人も、自分が在住している地域ではどんな調査が行われているかなど調べてみてはいかが?
今回の調査の窓口は福井市自然史博物館、期間は12月15日(日)まで。それぞれの種の詳しい紹介や、写真の送付方法などは、公式ページにある案内を確認してね!