【コカトピ!】推定身長100cm!? 最小の人類化石を発見

気になるタグ

文/土屋 健

小さな島の小さな人類

 私たち現生人類は、「ホモ・サピエンス(Homo sapiens)」という一つの種です。現在の地球には、ホモ・サピエンス以外の人類は存在しません。しかし、かつての地球にはホモ・サピエンス以外にも多くの種が存在していました。例えば、ヨーロッパに暮らし、ホモ・サピエンスの祖先と“交流”のあったネアンデルタール人こと「ホモ・ネアンデルターレンシス(Homo neanderthalensis)」は有名です。こうした「ホモ(Homo)」で始まる人類は私たちととくに近縁で、「ホモ属」と呼ばれています。

 絶滅したホモ属の中には、とても小さな種がいたことが知られています。インドネシアのフローレス島で暮らしていた「ホモ・フローレシエンシス(Homo floresiensis)」です。「フローレス原人」とも呼ばれていてます。インドネシアの小さな島々で進化する中で、小型化したと考えられています。ちなみに、島に移った動物が進化によって小型化する現象は、人類だけではなく、他の動物でも確認されています。

 このたび、報告されたのは、そんなフローレス原人の新たな化石です。

こちらの閲覧にはプレミアム会員へのご登録が必要となります。


プレミアム会員登録がお済みの方は、いったんログアウトをしていただき、Fujisan.co.jpにてお申込み頂いたアカウントにて再度ログインをお願いします。
サイト上部に表示されているロゴが、金色のコカネットプレミアムに変わったら、プレミアム会員のお手続き完了です。


最新号好評発売中!

子供の科学 2024年 12月号

CTR IMG