『子供の科学』創刊100周年メッセージ★森田浩介さん「好きなことができたら熱中してほしい」

1924(大正13)年の創刊から100年間、科学への好奇心あふれる子供たちを応援し続けてきた雑誌『子供の科学』。誌面に載っている最先端の科学の話や、驚きの実験、おもしろい仕掛けの工作などにワクワクして育った読者から、ノーベル賞受賞者をはじめとした大発見をする研究者、画期的な発明をする開発者たちが生まれました。 そんな『子供の科学』を読んで育った読者からメッセージをいただいています。

森田浩介(もりた・こうすけ)
1957年福岡県生まれ。理化学研究所 仁科加速器科学研究センター 特別顧問/九州大学高等研究院 特別主幹教授。2004年、2005年、2012年に113番元素の合成に成功。2015年に新元素であることが正式に認められ、命名権を獲得。2016年、元素名「ニホニウム」および元素記号「Nh」の名が周期表に加わり、アジア初の快挙となった。

──『子供の科学』はいつごろ読まれていましたか? また、出会いの経緯を教えてください。

 小学校の高学年のころに読んでいました。本屋で見つけました。

──『子供の科学』のどんな特集に興味があったか、思い出に残っている記事などがあれば教えてください。

 工作が好きだったので、ものをつくる記事をよく読んでいました。

──子供時代に育んだ科学への興味は現在のお仕事や活動、考え方等につながっていますか? どんなつながりや影響があるか教えてください。

 子供時代、理科が好きでした。ものづくりが好きでした。このため、ものづくりに関する雑誌を読んでいました。これが、実験装置を自分で開発する現在の仕事に生かされています。

──『子供の科学』100周年に寄せてコメントをお願いします。

 これからも、子供たちが科学に興味を持つようなテーマを提供してほしいと思います。

──今の『子供の科学』の読者たちにメッセージをお願いします。

 自分に好きなことができたら、それを熱中してやってほしいです。

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