『子供の科学』創刊100周年メッセージ★山田康太さん「科学との出会いは、正しくロボットとの出会いでした!」

1924(大正13)年の創刊から100年間、科学への好奇心あふれる子供たちを応援し続けてきた雑誌『子供の科学』。誌面に載っている最先端の科学の話や、驚きの実験、おもしろい仕掛けの工作などにワクワクして育った読者から、ノーベル賞受賞者をはじめとした大発見をする研究者、画期的な発明をする開発者たちが生まれました。 そんな『子供の科学』を読んで育った読者からメッセージをいただいています。

山田康太(やまだ・こうた)。1994年生まれ。ロボットエンジニア、TONY’S ROBOT CAFÉ代表。ロボット開発会社のエンジニアとして働く傍ら、「山田社長」として個人でロボット制作を行う。2024年には、「SusHi Tech Tokyo 2024」の一環として、日本科学未来館に自作ロボット「トニーロボット」(上画像)を展示。

──『子供の科学』はいつごろ読まれていましたか? また、出会いの経緯を教えてください。

 特に読んでいたのは小学校4年生のころだったと記憶しています。表紙に二足歩行ロボットが掲載されているのを見て初めて購入しました。

──『子供の科学』のどんな特集に興味があったか、思い出に残っている記事などがあれば教えてください。

 断片的な記憶ですが、「たたかえ!二足歩行ロボット(KHR-1)」という連載を読んでいた記憶があります。また上記以外にも表紙に二足歩行ロボットが掲載されていた際には、読んでいました。

2005年7月号から始まった連載「たたかえ! 二足歩行ロボット」。

──子供時代に育んだ科学への興味は現在のお仕事や活動、考え方等につながっていますか? どんなつながりや影響があるか教えてください。

 科学との出会いは、正しくロボットとの出会いでした! 小学生のときに興味を抱いて調べたことや得られた知識、モーターを動かした経験はすべて、ロボットエンジニアとして働く今の自分にも繋がっています。

──『子供の科学』100周年に寄せてコメントをお願いします。

 この度は100周年おめでとうございます! 子供のころに読んでいた雑誌に、自分の開発したロボットを掲載いただけたことは人生を振り返っても最高の思い出として心に残っています。

2021年11月号の小特集「飲食店のロボットたち」に登場!

──今の『子供の科学』の読者たちにメッセージをお願いします。

 たまたま読んだ1ページが、自分のように、一生の職業となることもあります。子供のときに見たり、触れたり、つくったりしたものは、人生にとって最高の財産になると思うので、是非大切にしてください!

『子供の科学』100周年サイト
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