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文/井上榛香
日本人が初めて月面に降り立つ日が近づいてきています。アメリカ航空宇宙局(NASA)が中心となって進める月面探査プログラム・アルテミス計画で少なくとも2人の日本人宇宙飛行士が月面着陸することをアメリカと日本の政府が決めました。
アポロ計画とアルテミス計画の違いは?
有人月面着陸といえば、「アポロ計画」や「アポロ11号」を知っている読者も多いでしょう。1961年から1972年にかけて、NASAは月への有人飛行を目指すアポロ計画を行い、1969年にアポロ11号で人類史上初の有人月面着陸に成功しました。アポロ計画では6回の月面着陸で12人の宇宙飛行士が月に降り立ち、約382kgの月の石や砂が地球へ持ち帰られました。
アポロ計画以来の有人月面着陸となるアルテミス計画では、月の周りを周回する宇宙ステーション「ゲートウェイ」や月面基地を建設し、人類の月での持続的な滞在と将来の有人火星探査への足がかりをつくることを目指します。アメリカだけでなく、日本やカナダ、ヨーロッパなどと協力しながら進めていくこともアルテミス計画の特徴です。
アルテミス計画については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
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