文部科学省が毎年発行しているポスター「一家に1枚」は、平成17年度(2005年度)に「元素周期表」を発行以来、令和6年度(2024年度)で記念すべき20枚目を迎えました。 「一家に1枚」シリーズは、科学技術広報財団により広く頒布されているので、読者のみなさんも見たことがあるのでは?
最新の令和6年度は新しく「『一家に1枚』世界とつながる“数理”」を発行!全国の学校などに配布されています。このポスターは、社会のさまざまな場面で使われている”数理“を、イラストなどを用いてたくさんの事例により解説したもので、理化学研究所 数理創造プログラム(iTHEMS)の監修により制作されました。
「一家に1枚」シリーズでこれまでに発行されたラインアップには、「元素周期表」、「宇宙図2024」、「日本列島7億年」などがあります。
シリーズ第1弾である「元素周期表」ポスターは、元素と身の回りの現象や物質とのつながりをわかりやすく紹介しています。周期表の成り立ちや、宇宙、地殻、人体の元素の存在比なども掲載。
2007年に第3弾として登場した「宇宙図」は、改訂を経て、現在は最新版の「宇宙図2024」が発行されています。最新の研究や観測で解明された新しい知見に基づき、人間と宇宙の関わりや、身の回りにあふれる物質の起源、宇宙の歴史やその構造に迫ります。
「日本列島7億年」では、美しく豊かな自然環境の一方で、火山や地震などの自然災害が多い日本列島の成り立ちを、地球全体の地殻変動の歴史、美しい鉱物や化石の写真とともに紹介しています。
各ポスターは、amazonで購入することができます。最新作の「世界とつながる❝数理❞」は近日中に発売を開始する予定です。詳しくは、科学技術広報財団の公式サイトをご確認ください。
●科学技術広報財団公式サイト
http://www.pcost.or.jp