【コカトピ!】ラッコの旺盛な食欲が自然を回復させる!!

気になるタグ

文/保谷彰彦

絶滅寸前だったラッコ

 ラッコは北太平洋の北アメリカ大陸から千島列島の沿岸に生息していますが、世界的に絶滅の危機にさらされています。その主な原因は毛皮を目的にした乱獲です。アメリカ・カリフォルニア州の沿岸のエルクホーン湿地にも、昔はたくさんのラッコが棲んでいましたが、やはり絶滅寸前にまで減少し、それに伴って生態系が変化しました。たとえば、沿岸の湿地に元々生えていた植物が減り、景色も変わってしまったのです。そうした中で、数十年にわたるラッコの保護活動により、この湿地帯ではラッコの個体数が回復しつつあり、2000年代前半に数十頭に、2000年代後半には100頭以上に増えました。

 このほど、デューク大学(アメリカ)などの研究グループは、ラッコの数が増えて、湿地の植物を食べるイワガニを補食するようになり、湿地に元々生えていた植物が回復しつつあることを明らかにしました。

こちらの閲覧にはプレミアム会員へのご登録が必要となります。

【コカネットプレミアム(DX)会員サービス休止のご案内】

新たなサービスの検討のため、現在コカネットプレミアム(DX)会員の新規会員受付を休止しております。 再開が決まりましたら、コカネットにてお知らせいたします。

2024年12月24日(火)までにプレミアム(DX)会員をお申し込みされた方で、 解約せずにご契約を継続されているプレミアム会員・DX会員の方は、引き続き無料で一部サービスをご利用いただくことができます。 登録しているメールアドレス・パスワードでログインしてご利用ください。

詳しくはこちら

最新号好評発売中!

子供の科学 2025年 2月号

CTR IMG