【コカトピ!】息を吹きかけると隠れた文字が浮かび上がる技術

気になるタグ

文/白鳥 敬

CDが虹色に見える原理を応用

 

 ガラス板を2枚重ねると虹色の模様が見えたという経験はありませんか。これは、ガラス板が密着する部分で光が干渉(いくつもの光の波がぶつかりあうこと)するためです。このように材料の構造によって見える色を構造色と呼びます。

 例えば、CDディスクは虹色に光って見えます。内部に数μm(μは100万分の1を表す)サイズの小さな凸凹があるため、ディスクに当たった光がいろんな方向に反射して、たくさんの光の波が重なり干渉することで色が付いて見えているのです。

 近年この原理を利用し、シリコンなどの材料の表面にマイクロスケールからナノスケールの目に見えない小さな凹凸を付ける加工をして、特定の状態になったときだけ刻まれたパターンが浮かび上がる技術が開発されています。

こちらの閲覧にはプレミアム会員へのご登録が必要となります。

【コカネットプレミアム(DX)会員サービス休止のご案内】

新たなサービスの検討のため、現在コカネットプレミアム(DX)会員の新規会員受付を休止しております。 再開が決まりましたら、コカネットにてお知らせいたします。

2024年12月24日(火)までにプレミアム(DX)会員をお申し込みされた方で、 解約せずにご契約を継続されているプレミアム会員・DX会員の方は、引き続き無料で一部サービスをご利用いただくことができます。 登録しているメールアドレス・パスワードでログインしてご利用ください。

詳しくはこちら

最新号好評発売中!

子供の科学 2025年 2月号

CTR IMG