【コカトピ!】生分解性プラスチックが深海で分解されることを確認

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文/斉藤勝司

800万トンのプラスチックが毎年海に流出している

 軽くて丈夫なプラスチックは大変便利で、世界中で年間約4億トンも生産されています。捨てられた後、すべてが適切に処理されていればいいのですが、一部が流出するだけでも膨大な量となり、海に達するプラスチックゴミは年間約800万トンにもなると言われています。

 こうしたプラスチックゴミは海を漂ううちに小さな海洋プラスチックとなり、さまざまな海洋生物に悪影響を及ぼすと心配されています。そのため微生物の働きで分解される生分解性プラスチックが利用されるようになっています。

 生分解性プラスチックは最終的に二酸化炭素と水に分解されるため、長く海に留まって海洋生物に悪影響を及ぼし続けないと期待されていますが、微生物頼りだけに深海でも分解されるかは分かっていませんでした。

有人潜水調査船「しんかい6500」(左)により生分解性プラスチックを深海底に設置している様子(右)

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