みんなはどんな色が好き? 千葉県の国立歴史民俗博物館では、「色」をテーマにして、さまざまな館蔵資料を展示する「歴博色尽くし」が3月12日(火)から開催! 読者招待チケットのプレゼントもあるぞ。ふるって応募してね!
国立歴史民俗博物館にはさまざまな資料が保存してある。今回の展示では「いろ」という言葉を「つや」や「かたち」まで含めて大きく捉え、歴史学、考古学・民俗学・自然科学の観点から、日本における色と人間とのかかわりを考えていくよ。
会場には、建造物彩色、染織工芸、浮世絵版画、漆工芸、考古遺物、隕鉄剣などさまざまな展示品が登場。ここではその一部を紹介するよ。
下の画像は、明治時代につくられた小学校向けの色彩の教材。明治6(1873)年~明治12(1879)年の間、小学校に「色図」による色彩教育が導入され、さまざまな解説書がつくられたそうだよ。みんなの図工や美術の教科書に載っている図とはどう違うかな?
色を楽しむ身近な文化といえば「ファッション」を思い浮かべる人がきっと多いよね。下の画像は、江戸時代~明治時代に京都の染色業者が配布した着物用の色見本。実はこういった着物の色見本には、男性用と女性用で違うものが用意されているそう。下の写真は男性用のもの。女性用の色見本はどんなふうになっているのか、ぜひ会場で確認してね。
日本を代表する工芸品である、漆工芸。昔は漆の色は5色しかなかったんだそう。限られた素材の組み合わせから微妙な色合いを生み出すために、どのような技術的工夫が凝らされているか実物を観察してみよう。
昔の人は、一体どんな色を楽しんだのだろう?古墳時代、王やエリートたちは「勾玉」や「管玉」などの玉類を身に着けていた。碧玉、瑪瑙、水晶、琥珀、ガラスなどさまざまな素材が使われていたよ。最初は青色や緑色が中心で、時期が下るにつれ、無色透明や赤、黄色などが加わっていったそう。
人間の鉄利用は、隕鉄(鉄隕石)から始まったといわれる。日本では、切り出しや加熱鍛造、たたら製鉄による玉鋼の混入などを施すことで刀剣がつくられてきたが、今回は隕鉄だけでつくられた刀剣類が展示される。世界で唯一、混ぜ物を一切せず、隕鉄だけを使って、日本刀と同じ折り返し鍛錬の技法でつくられた脇差も登場。貴重な機会をお見逃しなく!
今回は、読者プレゼントとして招待チケットを5組10名様にご用意! ふるって応募してね。応募〆切は3月7日(木)まで。チケットは3月中旬頃までに発送予定、当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。
応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
チケットの応募には無料の会員登録が必要です。
イベント名 | 企画展示「歴博色尽くし」 |
会期 | 2024年3月12日(火)~5月6日(月・休) ※会期中、展示替えを行います。 |
会場 | 国立歴史民俗博物館 |
住所 | 千葉県佐倉市城内町117 |
開館時間 | 9時30分~17時(入館は16時30分まで) ※開館日・開館時間を変更する場合があります。 |
休館日 | 毎週月曜日(4月29日(月・祝)は開館、振替休館なし) ※そのほか館内メンテナンスのため休館する場合があります。 |
料金 | 高校生以下/無料、大学生/500円、一般/1000円 |
問い合わせ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
公式サイト | https://www.rekihaku.ac.jp |