起業して、世の中の役に立ちたい!いろいろな分野の先生のお話を聞いて、自分のやりたいテーマを模索中【NEST LAB.体験ストーリー】

金城瑛士(きんじょう・えいと)さん(小学6年生)
アントレプレナーシップビジネス専攻アドバンスコース

金城さんは5年生のときにサステナブルサイエンス専攻を受講し、6年生になった今年は新しくできたビジネスアントレプレナー専攻のアドバンスコースに挑戦することを選びました。弟の亜蓮
あれん
さんもロボットAIテクノロジー専攻を受講し、兄弟揃って沖縄からNEST LAB.で学んでいます。

──NEST LAB.で学ぼうと思ったきっかけは?

 理科の授業が大好きですが、学んだことをもっと自分の手で実験してみたいという気持ちがありました。いろいろ調べているうちに、新聞でNEST LAB.が紹介されているのを見つけて、サイトを見てみると、研究をしている先生から教わりながら実験をしたり、探究を深めていくことができると知って、サステイナブルサイエンス専攻に入りたいと思いました。

──サステナブルサイエンス専攻はどんなところがおもしろかったですか?

 自分で仮説を立ててから実験をするのですが、予想していたこととはまったく違う結果が出るのがおもしろかったです。新しい発見があるとワクワクします。

──研究者マインドが備わっていて素晴らしいです! 6年生になって、ビジネスアントレプレナー専攻を選んだのはなぜですか?

 自分のアイデアで事業を立ち上げた若い起業家の方のお話が聞けるというのがおもしろそうだと思いました。僕も自分のアイデアで世の中の役に立つようなことがしてみたくて、起業についても知りたかったんです。

──起業に興味があるんですね! 実際にいろいろな起業家の方のお話を聞いてきて、どんなことが印象に残っていますか?

 毎月、違う起業家の方が先生になって、1回目に聞いたお話を踏まえたミッションが出されて、2回目の授業では取り組んだ内容を先生に伝えながら、ディスカッションするという内容です。身近な菌を可視化する技術から、宇宙建築のような壮大な技術まで、毎月違ったテーマの起業家の方のお話が聞けて、ぜんぶおもしろいです! どんなことでもアイデアがあれば事業が起こせるんだということがわかり、自分も将来起業してみたいという気持ちが強くなりました。

毎月、いろいろな分野のアントレプレナーの先生とオンラインで対話できる。

 その中でも特に印象に残っているのが、BIOTAという会社の菌のお話です。ミッションでは、実際に自分の手にいる菌を培地で増殖させるのですが、その結果をBIOTAの先生が見て、1人1人の菌を診断してくれるんです。普段見えない菌が可視化できることに衝撃を受けました。

自分の手にいる菌を培地で4日間増殖させるとこんなことに!
昆虫食のアントレプレナーの回では、コオロギパウダーを使った料理を考えるミッションが出された。地産地消やSDGsを意識したものを考えて、沖縄の郷土料理の「サーターアンダギー(黒糖味)」をつくった。
「自分で簡単につくれて、タンパク質も同時に摂れます。これなら小さな子供からお年寄りまで美味しくいただけると思いました」と金城さん。

──毎月ワクワクするお話が聞けて、本当に楽しそうですね! 大変だったことはありますか?

 事前ミッションに取り組んだ後、自分の考えをまとめるのに少し苦労しました。でも授業で一緒に学んでいるみんなの発表を聞いて、いろいろな考え方があることに気づけたのがよかったです。

 今年は受験勉強もあって、なかなか実験を深堀りする時間がないのですが、来年中学生になったら、復習をかねてテキストを読み返しながら、さらに実験を発展させていきたいと思っています。

──これからどんなことに取り組んでいきたいですか?

 僕が住んでいる沖縄の課題や、世の中に役に立つような研究開発をしていきたいです。科学のことは何でも好きなので、まだ具体的な分野は決まっていないのですが、ビジネスアントレプレナー専攻を受講して、自分のアイデアで研究開発したもので起業してみたいというのが目標になりました。

 来年はサステナブルサイエンス専攻のマスターコースを受講したいと思っています。去年の実験で、酵母からいろいろなエサ(10種類の砂糖)をあげてエタノールをつくる研究をしたとき、沖縄の特産物の黒糖が一番代謝に優れているという結果が出たので、それを発展させてみたいです。黒糖の素であるサトウキビについて調べると、SDGsな植物とわかって、さらに興味がわきました。

 また、去年見学して刺激を受けた「サイエンスキャッスル」という中高生の学会や、科学オリンピックにも参加してみたいです! 同じ世代の研究仲間たちと交流できたらうれしいです。

【お母さんより】
 息子2人はNEST LAB.に入ってから自分の好きなことが明確になり、視野が広がったと感じます。サイエンスやロボットに関する情報を自ら集めて探究をする力、それから実験のプロセスを学んで、最後までやり抜く力がつきました。親は文系で科学を教えるのは得意ではないので、NEST LAB.の先生方がどんな質問でも丁寧に答えてくれて、本当に感謝しています。オンライン授業なので、地域差に関係なく最先端のサイエンスの授業を受けられることにとても刺激を受けています。息子たちは、毎回NEST LAB.の楽しい授業を受けた後は笑顔! サイエンスに興味があるけど、何から始めたらいいかわからないというお子さんにおすすめです。

誕生日プレゼントの高性能な顕微鏡。鉱物の表面を観察したくて、プレゼントしてもらったのだそう。いろいろなことに興味があり、チャレンジ精神旺盛な金城さんが、将来どんなことを実現してくれるのか楽しみ!

部屋が「好き」を究める研究室になる! 小中学生の才能発掘研究所「NEST LAB.」の体験教室へ行こう

NEST LAB.は、自分の好きなことを究めていけるオンラインの研究スクール。ロボットAIテクノロジー専攻、サステナブルサイエンス専攻、ビジネスアントレプレナー専攻の3つのコースがあります。

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課題を発見し、自分の意思で新境地に飛び込もう

SDGsに代表されるように、地球上の様々な課題の解決に向けて取り組むことが当たり前な社会となった今、小中学生の時からアントレプレナーシップ(自らの意思で新境地に飛び込み、未知の事柄に挑戦し続けるマインドや行動力)を養っていくことが重要となってきました。しかし、教科書やweb等の情報のみでは、課題を自分ごととして捉えづらいことが多くあります。そこで本専攻では、課題を自分ごと化し、課題解決に取り組んでいる若いアントレプレナーたちとの議論や実験を通じて、子どもたち自身の新たな挑戦を応援します。

こんな人におすすめ!
●新しい発明をして、世の中の役に立ちたい!
● 地球のいろいろな課題について問題意識が高い!
● 好きなことがどう仕事になるかを知りたい!
●先輩アントレプレナーたちに出会いたい!
●会社をつくってビジネスに挑戦したい!

まずは体験教室へ!
「衛星とAIの力で途上国の農業問題に情熱を注ぎ、世界を変える!
1/21(日)、2/4(日)、2/18(日)、3/3(日)、3/17(日)

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身近に隠されたサイエンスを発見しよう

環境問題、食糧問題、エネルギー問題、海ゴミ問題…。数多くの社会問題が取り上げられる中、ヒトがこれからも地球で暮らしていくためには、持続可能性を問うことが重要になります。人間だけでなく、自然や生きものなど生態系全体に視野を広げて、問うことが大切です。つまり、身の回りを観察し、自ら疑問を持つということです。本コースでは子どもたちの純粋な好奇心を起点に、問うことを繰り返し、身近に隠されたサイエンスを発見しながら、サステナブルな社会を考えます。

こんな人におすすめ!
●新しい花を自分でつくり出したい!
●昆虫が大好きで研究したい!
●環境問題を解決する研究がしたい!
● 生き物で発電する技術を開発してみたい!
● 科学教室の経験を活かして、自分で研究したい!

まずは体験教室へ!
「自分のDNAを取り出し、生き物のふしぎを研究しよう!
1/14(日)、1/28(日)、2/11(日)、2/25(日)、3/10(日)

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身近な課題を解決するテクノロジーを発明しよう

言葉、船、紙、カメラ、自動車、人工衛星、インターネット、ロケット、AI…。はるか昔の旧石器時代から、人類は様々な発明をしてきました。その進歩は止まることを知らず、次々と新たな発明が生まれています。そして、近年急速に発展するAIやロボット技術は身近になり、誰もがそれらを活用して、新たな発明ができる時代になっています。本コースでは、各技術を基礎から学び、それらの知識を組み合わせて新しいテクノロジーを発明し、身の回りの課題を解決していきます。

こんな人におすすめ!
●ガンダムみたいなロボットをつくりたい!
●AIを使っておじいちゃんの農業を助けたい!
●癒しのペットロボットをつくってみたい!
●新しい楽器を開発したい!
●自分の部屋をハイテク電脳部屋にしたい!

まずは体験教室へ!
「浮かんで進む!ホバークラフトを開発しよう!」
1/21(日)、2/4(日)、2/18(日)、3/3(日)、3/17(日)

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五感をフル活用してネイチャーと対話することで、地球で生きる面白さを実感する!

わたしたちは、自然と対峙するのではなく、自然の一部である。当たり前のことであるが、便利な生活をしているとその感覚が鈍り、生きる力が弱まってしまっています。そこで、ワンアースネイチャー専攻では、自分の身のまわりにあるすべてのものを再発見し、五感をフルに活用して、世界を知るための10の物質(水、空気、石、粉など)と10の生き物(アリ、ヒト、木、サボテンなど)について、新しい気づきを得るための方法を体得します。その結果、地球を愛することのできる人になっていきます。

こんな人におすすめ!
●森とか海とか自然が大好き!
●昆虫や生き物を育てたい。
●土いじりや砂場とかで遊ぶのが好き。
●なんで空が青いのか、世の中が不思議で仕方がない。
●匂いや、音や、光などに敏感で感じやすい。

まずは体験教室へ!
「“にぼし”の“かいぼう”からみえる海での生活」
1/14日(日)、1/28(日)、2/11(日)、2/25(日)、3/10(日)

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知識を組み合わせ、エンジニアリングを実践して世の中に役立つものを生み出す!

人はこれまでも新しいものを生み出し、地球上の生活圏をひろげていきました。家をたてること、食べ物を育てること、機械をつくること、これらすべては、物理現象に従って、自然から学んださまざまな知識の組み合わせで成り立っています。本専攻では、世の中に役立つものを生み出すエンジニアリングのベースとなる10の材料(紙、木材、プラ、金属など)と、10の物理法則(てこ、弾性、熱、慣性など)を学び、世界をあやつることのできるセンスを身につけることを目指します。

こんな人におすすめ!
●工作が大好き!
●なにかを壊したり分解したくなる。
●乗り物に乗っているのがすき。
●まわりのものの仕組みが気になる。
●かっこいいものをつくりたい!

まずは体験教室へ!
「自分だけのとびだす絵本を作ろう!」
1/21日(日)、2/4(日)、2/18(日)、3/3(日)、3/17(日)

取材協力

NEST LAB. 記事一覧

「NEST LAB.(ネストラボ)」は、「好きを究めて知を生み出す」をテーマとした、小中学生の才能発掘研究所です。サステナブルサイエンス・ロボットAIテクノロジー・ビジネスアントレプレナーの3つの専攻に加え、2024年度からはワンアースネイチャー専攻・ナレッジエンジニアリング専攻を加えた全5つの専攻で、オンライン教室を毎月2回開催しています。オンラインでありながら実体験を通じて、自分の「好き」を磨くことができるオリジナル教材を用いて、修士・博士号を持った講師たちと学んでいきます。詳しくはホームページをご覧ください。 NEST LAB.公式ホームページ

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