高知県立美術館では「テオ・ヤンセン展」が開催中。テオ・ヤンセンの代表作である、風を受けて砂浜の上をまるで生き物のように歩く「ストランドビースト」が四国初上陸! この貴重な機会をお見逃しなく。
オランダの造形作家テオ・ヤンセンは1990年から、プラスチックチューブやペットボトルなどを材料に「ストランドビースト」の制作を開始。「ストランドビースト」はオランダ語で「砂浜の生命体」という意味で、その名の通り、風を受けて砂浜の上を生き物のように歩く。大学では物理学を学んでいたというヤンセンの作品は、芸術という枠組みだけに収まらないふしぎな魅力に満ちているよ。
風の力で歩く姿だけでも驚きなのに、「ストランドビースト」は歩行だけでなく、方向転換したり、水や強風を察知することができたり、さまざまな環境に適応できるように今でも進化し続けている。大きさや形、機能などが異なるさまざまな「ストランドビースト」が増殖中なのだ。展示では、その進化の流れをたどることができる。
今回は、映像や木型・パーツ、ヤンセン自筆のスケッチ、制作に実際に使われた道具なども展示されるよ。生命を感じさせる有機的な動きはどう生み出されているのか、ぜひその目で確かめてね。展示は6月25日(日)まで。
イベント名 | 「テオ・ヤンセン展」 |
会期 | 2023年4月15日(土)~6月25日(日) |
会場 | 高知県立美術館 |
住所 | 〒781-8123 高知県高知市高須353-2 |
開館時間 | 9時~17時(入館は16時30分まで) |
休館日 | 会期中無休 |
観覧料 | 高校生以下/無料、大学生/850円、一般/1200円 |
問い合わせ | 088-866-8000 |
公式サイト | https://moak.jp/ |