東京都にある美術館「永青文庫」を知っているかな? 江戸時代、熊本の大名だった細川家の屋敷の跡地に建てられている美術館で、細川家伝来の所蔵品をたくさん保管・展示している。この夏の展示では、自由研究のヒントにもなる作品が登場。ぜひ、行ってみよう!
江戸時代のお殿様やその家族はどんな生活をしていたのだろう? 今回の展示では、当時の大名家の暮らしぶりがさまざまな作品を通して解説されている。ここでは、みんなにぜひ見てもらいたい作品を紹介しよう。
重要文化財とされている、江戸時代の星空の模型「天球儀(渾天新図
)」。天球儀は、球の表面に星座や赤道などを記した模型のこと。天球を外側から見た状態でつくられているので、地上から見る様子とは反対になっているよ。永青文庫にある天球儀は、支柱や刻銘
のある台まで揃って残っている。
細川家8代重賢
(1720~85)は晩年、博物学に熱中したそう。永青文庫には多くの博物図譜が残っている。この「昆虫胥化図
」は、幼虫から成虫に変態する様子を緻密に観察し、日付とともに記録したものだ。日本初の昆虫生体図鑑とも考えられているよ(展示されているのは、天明9年(1789)に、再春館(熊本藩医学校)の鶴田健春が原本に忠実に模写したもの)。
このほか、鎧や、参勤交代の絵図、大名調度なども展示されているので、自分が気になった作品について詳しく調べたり、いろいろな掘り下げ方ができそうだ。会場では、自由研究のヒントにもなるように、小中学生向きの無料ガイドブックも発行されている。ぜひゲットしよう!
この展示はなんと、小学生・中学生以下は入場無料。今回は読者プレゼントとして、招待券5組10名様分をご用意。家族や兄弟、知り合いと一緒に行くという人はぜひ応募してね。展示は9/25(日)までなので、夏休みが終わってからもゆっくり見に行くことができるよ。応募の締め切りは8/23(火)。チケットは8月中に発送予定、当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。
応募は締め切りました! たくさんのご応募ありがとうございました!
イベント名 | 令和4年度夏期展「こどもと楽しむ永青文庫」 |
会期 | 2022年7月30日(土)~9月25日(日) |
会場 | 永青文庫 |
住所 | 東京都文京区目白台1-1-1 |
開館時間 | 10時~16時30分(入館は16時まで) |
休館日 | 毎週月曜日(ただし9/19(月)は開館し、9/20(火)は休館) |
入館料 | 小学生・中学生以下/無料、大学・高校生/500円、一般/1000円、シニア(70歳以上)800円 |
HP | https://www.eiseibunko.com/index.html |
そのほか | ・お子さまの身長によっては見づらい高さの展示ケースがあります。 ・事前予約は不要ですが、混雑時はお待ちいただく場合があります。 ・マスク着用(2歳以下のお子さまは任意)の上、ご来館ください。 ・新型コロナウイルス感染症の状況により、開館時間の変更または臨時休館となる場合があります。 |