目の前でねこじゃらしをふられると、ネコはどうしても追いかけてしまいます。どうしてねこじゃらしに反応してしまうのでしょうか。
ネコは肉食動物ですから、ヒトに飼われるようになる前は、獲物をつかまえてエサにしていました。獲物となるのは、ネズミ、トカゲ、野鳥、昆虫などの小動物。どれもちょこまかと動き回るものばかりです。こうした小動物をつかまえなければ、食事にありつけないのですから、ネコには「動くものに反応してつかまえよう」とする狩猟本能が備わっています。
ねこじゃらしをつかまえたとしてもエサにはなりませんが、目の前でちょこまかと動き回られては、ネコは反応せずにはいられません。「獲物がいた!」と思って追いかけます。ねこじゃらしだけでなく、動いているものなら何にでも反応するので、懐中電灯で照らされた光でも、動かされると、つい追いかけてしまうのです。
ただし、こうした行動は狩猟行動ではなく、ただの遊びではないか、という説も唱えられています。
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