「地球を救う技術に挑む!研救者
列伝」を連載中の小中学生のための研究所「NEST LAB
」と子供の科学が、2021年5月23日(日)にコラボワークショップをオンラインで開催しました。
この日のテーマは「風」。午前中はライフサイエンス、午後はものづくりに分かれて、楽しくものづくりをしながら、風の科学を学びました。
ライフサイエンス教室「種ヒコーキをつくろう!種のかたちの大研究」
植物の種は形がさまざま。なぜそんな形の種をつくるのでしょう?
その秘密を明らかにするために、種の形をまねした模型ヒコーキを自分たちでつくって飛ばし、その動きを研究します。
ミッション1はアルソミトラ、ミッション2はラワンの種をまねた模型ヒコーキをつくって飛ばし、それぞれの飛び方を記録していきました。いろいろな飛び方をする種ヒコーキに、参加者のみんなも大喜び!
さらに、種ヒコーキ飛ばしを楽しみながら、長く飛ばすにはどうしたらいいか、考えて形を工夫してみます。
NEST LABライフサイエンス担当の河嶋いつこ先生は、「身近にある『どうしてだろう?』という気持ちが一番大切。その疑問からはじまる研究のサイクルをグルグルまわせば、今日からみんなも研究者です」と、みんなに研究の心得を伝授しました。
楽しい種ヒコーキづくりを通して、植物の種のかたちのひみつ、ヒコーキを遠くに飛ばすひみつを知り、研究者への第一歩を踏み出すワークショップでした。
ものづくり教室「浮かんで進む!ホバークラフトを開発しよう」
午後は、自分だけの空飛ぶ乗り物「ホバークラフト」を、身近な材料を使ってイチからつくるワークショップ。
はじめにホバークラフトとはどんなしくみで飛ぶのか、そして材料選びの大切さを学んだら、いよいよ講師の木村まさき先生と一緒につくり上げていきます。
大体1時間ぐらいでホバークラフトの基本形が完成! 電源を入れてプロペラをつけたモーターが回転すると、ホバークラフトがテーブルから少しだけ浮き上がり、まるで滑るようにスイスイと動きました。
つくったホバークラフトはあくまで基本形。ここからアレンジをして、さらに速く進むようにしたり、デザインをかっこよくしたり、自分だけのホバークラフトにしていきます。おもしろいホバークラフトができたら、ぜひ子供の科学の編集部宛に画像を送ってくださいね。
次回のNEST LABと子供の科学のコラボワークショップは、7月の開催を予定しています。詳細はコカネットでお知らせしますので、お楽しみに!!
ワークショップ講師
文