NHKエンタープライズが主催
するAI(エーアイ)を搭載
したロボットをつくって「アイデアの面白さ」と「ロボットの完成度」披露
する「AIロボットコンテスト」が2020年3月28日に開催され、受賞作品が決まったので紹介するよ。今回のコンテストは新型コロナウイルス感染拡大防止
のためオンラインでプレゼンテーションを行ったよ。
参加者のみんなもAIを使ったロボットをつくった経験がない人ばかりだったけど、AIロボットコンテストのホームページにある紹介動画と、ユカイ工学の「ココロキット+」をうまく組み合わせることで審査員
をうならせるすごいロボットをつくっていたよ。
大会の様子はYouTubeで見られるのでチェックしてみてね。
動画でAIロボットのつくり方をレクチャー
参加してくれたみんなは、「AIって何」と「AIロボットの作り方」という説明動画を参考に作ってくれたよ。小中学生でもわかりやすくなっているので見てね。大人もなるほどと思える内容なので、保護者の方と一緒に見てもいいね。
今回入賞したロボットはこれだ!
今回のコンテストで入賞したAIロボットたちを紹介するよ。気になるロボットがあったら最初に紹介したAIロボットコンテストの動画で見てみてね。
AIロボット大賞:あなただけBOX(小学3年生、菊池佑馬)
顔と声の両方をAIで認識
して、その人宛
のお手紙がボックスから自動的に出てくるロボット。二重のチェックをしていてセキュリティーもばっちり! 笑い声を認識しているので世の中を明るくすることができそうなロボットだね。そしてなんと人間だけでなくネコの顔と鳴き声も認識できちゃう優れものだったよ。
アイデア賞:めざせ黒帯!空手ジョーズ(上手)君(小学2年生、山本伊織)
空手のポーズをAIに学習させておいて、そのポーズを正しく行うとロボットが一緒に動きながらほめてくれるという楽しいロボット。練習回数などを数えてくれて、今日の得点やこれまでの成果
を教えてくれる機能付き!
審査員賞:みんな快適カプセルロボット(小学5年生、今井田朋之)
ベッドから起き上がれない人のことを考えた心やさしいロボットだよ。鈴を鳴らすとカプセルロボットが目を覚まし、手の指の形でいろいろな家電を操作できるんだ。家の中のモノなんでも、手の形をかざすだけで動かせちゃいそうだね。
審査員賞:ピンポン玉、自動仕分けマシーン!(小学4年生、蛭子珠希)
上から転がってくるピンポン玉を見分けて、それぞれの箱に入れてくれるロボットだよ。
転がってくる一瞬で判別して、正確に分けることができる優れもの。ピンポン玉が一気に転がらないような機能を付けたのもグッド!
審査員賞:忘れ物お知らせAIロボ「零くん」(小学5年生、末永羚恋)
顔を認識してその人が忘れ物をしていると、零くんが髪
の毛につけた鈴を振って教えてくれるよ。チェックする忘れ物の数は1つだけでなくて、3台のカメラを使っていろいろなものをチェックしてくれるよ。
審査員賞:クッキングAIロボ「料理さん」と「るりくん」(中学1年生、末永愛詞)
ジャガイモとかお肉などの食材を見せるとそれがなんだか判別して、見せた食材でつくれるレシピを教えてくれるよ。そして、つくっているときにロボットが応援してくれるんだって。料理の役に立つし、楽しくなるね。
審査員賞:からあゲット君(小学6年生、古田蓮)
からあげの音と色を見張っておいて、おいしく揚
がったら「からあげっとくん」が丸い旗を挙げるよ。これで誰でもおいしくからあげをつくることができる優れもの。
審査員賞:猫背矯正ロボット(小学3年生、青野成彬)
パソコンに近づきすぎたり猫背
になったりすると目が悪くなっちゃうね。それをAIで判別して、ロボットが旗で教えてくれるよ。それでも姿勢が悪いのを直さないとロボットがボールを投げてくるよ。
今後の開催はまだ決まっていないけど、最新情報はAIロボットコンテストWebサイトで確認してみてね。
みんなが大人になるころには、AIはもっともっと身近なものになっているかもしれないね。
キミもAIを学んで、みんながワクワクする未来をつくっちゃおう。
(文/牧野
浩二
・吉田
拓史
)