2011年3月11日に発生した「東日本大震災」から10年の節目を迎えます。読者のみなさんは、当時まだ小さかったか、生まれていなかったかもしれませんが、みなさんの家族や先生はたいへんな影響を受けたはずです。
世界でも有数の「地震多発国」である日本に住むみなさんには、ぜひ東日本大震災のことを知り、これからの防災、命を守ることにつなげてもらいたいと考えています。
「3・11から10年」みんなからのメッセージ大募集!
みなさんから届いたメッセージはコチラ
読者からの感想・メッセージ
『子供の科学』2021年3月号の特集やこのスペシャルサイトを見て、みなさんが思ったこと、考えたこと、今伝えたいことを送ってください。いただいたコメントの一部は、このスペシャルサイトで紹介していきます。
大人のみなさんからのメッセージ
震災当時読者だったという方、読者のご家族や先生、震災の経験を子供たちに伝えたい方からのメッセージも募集いたします。以下のフォームは会員登録せずに投稿していただけます。いただいたコメントの一部は、このスペシャルサイトで紹介していきます。
3・11「みんなの体験談」
ここでは、編集部員をはじめさまざまな人たちの東日本大震災での体験談や、みんなに知ってほしいこと、伝えたいことを更新していきます。新しい記事が続々公開されますのでチェックしましょう。
当時の『子供の科学』は東日本大震災をどう伝えたか
2011年5月号から7月号に掲載した、東日本大震災当時の特集記事を公開します(※閲覧・ダウンロードにはコカネット無料会員登録が必要です)。子供の科学誌面を通して、当時のリアルな状況を感じ取ってもらえればと思います。
2011年5月号
東京文京区にある編集部も震災による大混乱の中で編集作業を行った、4月10日発売の2011年5月号。最初のページは、編集長のメッセージからスタートしています。すでに製作中だった企画を差し替えて、急遽「地震のメカニズム」、「津波のメカニズム」の解説、そして阪神大震災の教訓を生かした「減災と復興」について特集しました。
2011年6月号
5月10日発売の2011年6月号では、福島第一原発の事故により深刻化していた放射線被害について特集し、この号は完売する書店が続出しました。今は新型コロナウイルスの感染状況が連日ニュースとなっていますが、このときは各地の放射線汚染の状況や、福島第一原発からどのように汚染物質が拡大するかのシミュレーションなどが毎日報道され、人々は不安の中で生活していました。また、多くのデマや非科学的な話がネットを中心に出回ったことから、『子供の科学』の特集を読んで、正しい情報を得たいという人が多かったのです。
2011年7月号
3・11から3か月が経過した6月10日発売の7月号では、事故が発生して依然として危険な状態が続く「福島第一原発」を特集。放射線量が高すぎて人が入ることができず、内部で何が起きているのかほとんどわからない状態で、ロボットを使った調査なども始められようとしていました。2021年3月号の特集でも紹介した通り、福島第一原発の廃炉ミッションは現在も続いており、措置の終了まであと30~40年かかる計画です。