『子供の科学』2020年8月号(7月10日発売)には、プログラミングが好きなみんなが大注目の付録
がついてくるゾ! 題
して「QRコードプログラミングBOOK」。
QRコードは『子供の科学』でも掲載しているし、みんな見たことがあると思うけど、QRコードプログラミングってどういうことかな? 今回は8月号の付録ではいったい何をやろうとしているのか、その画期的
な内容を見ていこう!
1 そもそもQRコードって?
これはスタプロのサイトのURLが記録されたQRコードだ。これを専用のスマホアプリで読み取ると、スタプロのTOPページにアクセスできる。他にも、電子マネーでお買い物するときに、QRコードを読み込むとお金が払えたりするね。
QRコードは、小さなスペースに情報を記録できる二次元コードだ。黒い部分が「1」、白い部分が「0」の情報になっていて、これを読み取ることでコンピューターに情報を入力するしくみになっている。
8月号の付録「QRコードプログラミングBOOK」は、このQRコードとプログラミングを組み合わせて、おもしろいしくみをつくる内容を紹介しているんだ。
2 QRコード×プログラミングでなにができる?
さあ、ではQRコードとプログラミングを組み合わせて、どんなおもしろいことが実現
できるのか見ていこう!
まず、みんなも知っているScratch(スクラッチ)を使って、パソコンのカメラで写したQRコードを読み取るプログラムをつくっていく。スクラッチをまだやったことがないという人は、付録に取り組む前に「Scratch3.0でプログラミングをはじめよう!」を読んで準備しよう。
スクラッチにはQRコードに関する機能はないので、拡張機能を用意しているゾ。
「QRコード」の拡張機能をクリックすると、新しいブロックが追加される!
これで、スクラッチでQRコードが読み取れるようになるんだ。この機能を使うと、いろいろなおもしろいしくみがつくれるゾ。
付録では、『子供の科学★ミライサイエンス プログラミングでなにができる?』の著者で鎌倉女子大学准教授の杉浦学先生が、特定のQRコードを読み込んだ場合だけ扉
が開くセキュリティシステム、アニメーションやロボットをコントロールするQRコードリモコン、QRコードで音楽を演奏
するジュークボックス、そして身の回りのQRコードを読み取って対戦するバトルゲームの4つのプロジェクトのつくり方を紹介しているよ。どれもめちゃくちゃおもしろそう!
昔、「バーコードバトラー」というおもちゃが流行したのを知っているかな? お父さんやお母さんなら知っているかもしれない。いろいろな商品についているバーコードを読み取ると、攻撃力や防御力などの数値が表示され、バトルすることができるというものだ。
『子供の科学』編集部員も昔ハマって、あのシンプルでおもしろい遊びをプログラミングでつくることはできないかなぁと考えたのが、今回の企画の始まり。そして、バーコードではなく、いま身の回りのいろいろなところで活用されるようになったQRコードを使ってプログラミングを楽しむ付録へとつながっていったのだ。
3 QRコード×プログラミングで楽しさが広がる!
QRコードでバトルしたい! という思いから誕生した企画だったけれど、QRコードとスクラッチのプログラミングを組み合わせると、もっといろいろなおもしろいことができそうだ。
バトルゲームも、強いQRコードを見つけて対戦を楽しむだけでなく、自分でプログラムを改造して、オリジナルゲームを完成させることができるね。
QRコードは自分でかんたんにつくることができることも、おもしろい特徴だ。好きな文字や数字を入力するだけで、その情報を記録したQRコードを自動でつくってくれるサイトを使えばいい。
付録でつくったプロジェクトを参考にして、ぜひオリジナルのシステムやゲームを考えてみてほしい!
付録には、QRコードを開発した株式会社デンソーウェーブの原昌宏さんのスペシャルインタビューも収録。QRコードの開発秘話やおもしろい特徴を知って、QRコードの新しい活用法を考えてみるのもいいね。
今後、「スタプロ」でもQRコードプログラミングのプロジェクトを紹介していくからお楽しみに!
「QRコードプログラミングBOOK」がついてくる子供の科学2020年8月号の詳細は、以下の表紙をクリック!