10代のための疲れた心がラクになる本

友だち関係、勉強、家族、容姿
《ようし》……ストレスは多いけれど、大丈夫！　君は変われる！

□　心がざわつくこと、つらいことが多くて、イヤな気分に押しつぶされそう
□　朝起きると「また一日が始まる」と、どんよりした気分になる
□　笑
《わら》うことができなくなっちゃった
□　自分のことをわかってくれる人がいない、ひとりぼっちだと感じている

気がつけば、こんな状態
《じょうたい》になってしまっていませんか？
でも、大丈夫
《だいじょうぶ》。
心がパンクしかけていても、自分で自分の心をセルフケアできるようになると、必ずラクになります。生きやすくなります。
大切なのは、知識
《ちしき》、心構
《こころがま》え（マインド）、行動（技術
《ぎじゅつ》）、この３つです。

１） まず、「この状態はどういうものか。治
《なお》す方法があるのか」といったことを知る。
２） 次に「よし、治すぞ」という心構えをもつ。
３） そして、治していくために必要な具体的な技術を知り、行動を起こす。

この３ステップです。
どうすることが自分自身をラクにするのか、心の声を聞いて、一歩踏
《ふ》み出せばいいのです。
行動に移
《うつ》せば、状況
《じょうきょう》は変わります。

この本は、「敏感気質
《びんかんきしつ》（HSP/HSC）」の第一人者でもある児童精神科医・長沼睦雄先生が、これまでの臨床経験
《りんしょうけいけん》を総動員
《そうどういん》して書きました。
前半は「知識編」、後半は「技術編」。
この本に書いてあることを、小さなことひとつでもいいから、何か実践
《じっせん》してみてください。
きっと状況は変わります。
大人ももちろん、とりわけ、多感
《たかん》な思春期
《ししゅんき》を生きる10代の方にこそ、ぜひ読んでほしい本です。