脳がだまされる奇妙な世界を楽しむ・解き明かす・つくりだす

新 錯視図鑑

新 錯視図鑑

 鏡の前に置いたものが、鏡の向こうで消えたり、変身したりする驚きの錯視作品で、錯覚コンテストの世界大会に入賞し話題となった明治大学の杉原厚吉教授が、古今東西のおもしろい錯覚を選び、解説を加えて図鑑としてまとめました。

 大きさが違って見えるもの、形がへんに見えるもの、明るさが変わるもの、止まっているはずが動いて見えるものなど、脳がだまされる不思議を体感できる作品を広く集め、錯視研究の第一人者・杉原教授がわかりやすく解説。日常生活と錯視との関係錯視効果を強くする実験しくみを解き明かす研究、解明したしくみを応用して錯視作品を創出するプロセスなど、著者ならではの解説で、世界中の錯覚作品をより深く楽しむことができます。

著者

杉原厚吉 著者の記事一覧

1971 年、東京大学工学部計数工学科卒業、1973 年同大学院修士課程修了。東京大学工学部助手、電子技術総合研究所主任研究官、名古屋大学助教授、東京大学教授などを経て、現在、明治大学研究・知財戦略機構研究特別教授。工学博士。東京大学名誉教授。専門は数理工学、コンピュータビジョン、コンピュータグラフィックス。

ページ数
224ページ
価格
1,760円(税込)
ISBN
978-4-416-51899-1

目次

第1章 錯視とは
錯視とはどのようなものか?

第2章 形や大きさの錯視
ツェルナー錯視
ポッゲンドルフ錯視
カフェウォール錯視
ジャストロー錯視
シェパードの錯視
回廊錯視
エビングハウス錯視
ヘルムホルツ正方形
ミュラー・リヤー錯視
ポンゾ錯視
フレーザーのうずまき錯視
フィック錯視
へリング錯視
重力レンズ錯視
文字列傾斜錯視

第3章 明るさの錯視
明るさの対比
明るさの同化
輝いて見える錯視
ヘルマン格子

第4章 色の錯視
色の恒常性
水彩錯視
ネオンカラー効果
補色錯視
ムンカー錯視

第5章 動きの錯視
仮現運動
オオウチ錯視
北岡のY接合部の錯視
時間遅れによる錯視

第6章 奥行きの錯視
マラソン中継
ホロウマスク錯視
クレーター錯視
カニッツァの主観輪郭線
斜塔錯視
不可能立体のだまし絵
だまし絵立体
不可能モーション
反重力すべり台
道路勾配錯視
変身立体
トポロジー攪乱立体
鏡映合成変身立体
高さ反転立体
透身立体
図地反転図形
バスタブ伸縮錯視
エイムズの部屋
アナモルフォーズ

第7章 錯視のしくみ
錯視はなぜ修正できないのか?
錯視が生じる主なしくみ
遠近法
見る人を見続ける龍
遠近法の落とし穴

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