●みんなの投稿&先生からのコメントを見てみよう!
今月もすばらしい投稿をありがとうございます! 藤原麻里菜先生が、みんなからの投稿にコメントをしてくれたよ。本誌に紹介した2作品も以下で動画が見られるので、ぜひチェックしてみて!
※( )内の学年は応募時のものです。
★渡辺 文さん(小3)
作品タイトル/てんびんdeフィッシング
初めは重りで釣竿の竿が上がっている状態です。重りが転がり始めると、ピンと張っていた糸が緩み、竿が下がり先端の磁石が魚にくっつきます。転がってきた重りが卵パックに乗っかり重さで竿が上がり、魚が釣り上がります。動画では魚が2匹釣れました。
釣竿のバランス、重りや糸の長さの調整が難しかったです。重りを何にするかで悩みましたが、ガチャガチャのケースの中に布を入れて重さを調節しました。
藤原先生への質問/わたしは、仕組みを何回も調整して、完成させました。失敗をたくさんして途中でめげそうになりました。藤原先生は途中で諦めたくなることはありますか。
●藤原先生より
2段構造になっているところがすごいですね! 私も途中で諦めたくなることはたくさんありますが、自分のできる技術で解決できる方法はないかな?と、模索して、どれだけ雑になっても、見栄えが悪くなっても諦めずに作ることを大切にしています。
★深井 冠飛さん(小2)
作品タイトル/きょうのおやつは?
ゼンマイを巻くとドミノが倒れ始め、そろばんの上をセロハンテープが転がる。それが木のボールを転がし、またドミノが倒される。テーブルの端のドミノにはタコ糸がつながっていて、テーブルから落ちるとボールを支えていたタコ糸が外れボールが転がる。ボールがネズミさんの車に乗ると走り出し、天秤の支えが崩れると、天秤の筒から「うまい棒」が出てくる。
2時間かけて作り、12回目に成功しました。「うまい棒」が出てこなかったり、ドミノを立ててる間に、ドミノが倒れたりしました。高さのある天秤を作るのが大変でした。
●藤原先生より
ドミノやおもちゃ、お家にあった捨てるはずのものなどたくさんの材料を使って、作り上げていてすごいです! しかも、「今日のおやつ」がでてくるおもしろいゴールがあって、「何がでてくるんだろう」ってワクワクしました。
★大久保 光さん(小6)
作品タイトル/速達クリップ
振動で動く自作オモチャから、ガウス変速機を利用して鉄球をクリップのところまで届ける。そして一度にまとめてつり 上げるしかけです。
1、振動で動く自作オモチャを鉄球に当て るところの調整が難しかったです。 2、鉄球が磁石ではなかったためクリップ をからめとるのが難しかったです。 3、ガウス変速機の磁力が弱かったため 3個連ねて磁力を強化しました。
藤原先生への質問/仕掛けを思い付くアイディアは、どこか らくるのですか?
●藤原先生より
世界観があってすごくおもしろかったです! 本の溝をレールにするところがとてもすごいですね。こうやって身近なものを使って新しい用途を考えることも発明の一歩だなと思いました。紐をひっぱったらどうなるだろう? とか、科学の動画などを見て、この現象を応用したらどういうものが作れるだろう?と、アイデアを思いつくことが多いです。
★本多 晴一さん(小6)
作品タイトル/金庫
1ダンボールの箱の開閉部にアルミホイルをつけてその横にあるもう1つの2ダンボールにアルミホイルを貼る。そして銅線で電池ボックスにつなぐ。→1ダンボールからも銅線を通してホームセンターで買ってきたブザーにつなげた。→そしてブザーと電池ボックスをつなぐ。→反対側の開閉部にも同じ仕掛けを作る。→そうするとダンボールを開いた時にブザーがなる。
ダンボールを開いた時、必ずブザーが鳴るように、1ダンボールと2ダンボールとの接触がうまくいくように調整するのが難しかったです。
●藤原先生より
私もよくアルミホイルを使ってスイッチを作ることがあります。ダンボールを開けると音がなるというセンサーを使わないと難しいと思っていた電子工作も、アルミホイルなどを使って工夫したら作れるんだなと発見になりました。ありがとうございます。
★小川 蒼生さん(小5)
作品タイトル/気分爽快ゲーム開け装置
ゲームがしたい!でもその前に気分爽快したい!そんな時に使えるアイテムです。最後の本がずれたりしたので、微調整が難しかったです。
藤原先生への質問/藤原先生が無駄作りに興味を持ったのはいつですか。
●藤原先生より
すごい! どうやってゲーム機がパカって開くのか気になってたくさん見返しちゃいました。家にあるもので工夫して作るのはおもしろいですね。私が無駄づくりを始めたのは、家にあるものだけでピタゴラ装置を作ったらどうなるだろう?と思ったら、ゴミが出来上がってしまって、それに「無駄づくり」と名付けたのがきっかけです。
★岩切咲綾さん(小4)
作品タイトル/メガネケースに自動入れ装置
転がしたビー玉が、最後に木の板を押して、メガネが眼鏡ケースに落ちる装置。ビー玉がメガネケースに入らないように、木の板でメガネを押すところを工夫しました。
本を積むところが、段差とかで何冊差をつければいいかなどを考えるのが面白かったです。
●藤原先生より
うわー! 振動でメガネを綺麗にメガネ入れに入れるのがおもしろいです。簡単そうに見えるけれど、実は考えられて作られているのがとても素敵です。難しい計算をするのではなく、実際に試行錯誤して作るのっておもしろいですよね。
★計良 大介さん(小4)
作品タイトル/茶イム
お客さんがお茶の喫茶店で、店員さんに「お茶をください」って「茶イム」で知らせるもの。スイッチを押す→シーソー→ドミノが倒れる→ドミノが落ちる→車輪が動く→ビー玉1が転がりだす→ビー玉1の向きが変わる→ビー玉2に鉄の蓋がかぶさったものが動く→鉄の蓋が磁石に吸い付く→ビー玉2が出てきて落ちる→チャイム(音)が鳴る。
ドミノが倒れた後どうやったら次の列のしかけに繋がるかを工夫しました。難しかったところは磁石と鉄の蓋の距離。
最初のスイッチを作るときに、「おーいお茶」のペットボトルの蓋だけがマスキングテープの芯にはまりました。ペットボトルの蓋は全部同じだと思っていたけど、そうではないことがわかりました。
●藤原先生より
スイッチの仕組みがわからなくて、よく見てみたら、ペットボトルの蓋を使って作っているんですね! すごい! 注文を伝える仕組みもとてもおもしろいです。これは、全国の喫茶店に導入しなきゃですね。
ミッションカレンダー2024はまだまだ続きます。8月のミッションは「ブラックライトで身の回りのものを調査しよう」だ。ブラックライトを手に入れて、身の回りのいろいろなものを観察してみてね!