●みんなの投稿&先生のコメントを見てみよう!
※( )内の学年は応募時のものです。
★冨岡 春暉さん(小5)
たまたま出かけた先で撮影してみたら、「ん?これは錯視になるかもしれない」と思いました。本当にそう見えて感動しました。
先生に質問ですが、トリックアートでは飛び出して見えるものがありますが、なぜ飛び出して見えるのですか?
●杉原先生より
撮影した画像を見ているからです。壁画を直接見るときは、両目が使えますから、壁に描かれた絵であることがわかります。でも、カメラで撮影すると、片方の目で見た情報になるため、奥行きを脳が想像しやすくなります。
★渡辺 文さん(小2)
何を撮ると錯視が起こりそうかを考えて、写真を撮るのが楽しかったです。
●杉原先生より
階段中央の斜めの通路や、手すりや、階段脇の壁など、近景から遠景へ続くはっきりした線があると錯視が起こりやすいですね。
★亀田 悠翔さん(小4)
高い建物は錯視が起きやすそうでした。また、奥に長いものとか縦に長いものも起きやすそうだと思いました。
この画像を見比べると、1つは横に太くなっているように感じます。
●杉原先生より
建物の太さが違って見えるのも、右の画像と左の画像を別の角度で見ているからです。
★神前 朋生さん(小5)
写真をたくさん撮ったけど、錯視になりにくいと思っていた写真が、かえって錯視になったことなどにびっくりしました。
上の写真は、右の方が、より鮮やかに見えます。同じ写真なのに、どうしてこんなことが起こるのでしょうか。
●杉原先生より
空の色が右から左へだんだん鮮やかになるグラデーションがかかっているからです。私たちの脳は、色の鮮やかさを近いところ同士で比べるため、右の画像の方が鮮やかに見えるのです。
★神前 宏明さん(小2)
どんな写真なら錯視ができるかと思って、場所を選ぶのが楽しかったです。
どんな風景なら錯視が起こりやすいですか?
●杉原先生より
画像の中で、近景から遠景へ伸びる線がはっきりあるとよく錯視が起きます。その線は、直線でなくて曲線でも構いません。
★大久保 光さん(小5)
錯視が起きる写真が多かったので、驚きました。
他に、身近にできる錯視はありますか?
●杉原先生より
いろいろあります。たとえば、望遠レンズ(焦点距離の長いレンズ)で写真を撮ると部屋が狭く見え、広角レンズ(焦点距離の短いレンズ)で写真を撮ると部屋が広く見えます。
……いかがでしたか?
みなさん、たくさん報告してくれてありがとう!
ミッションカレンダーはまだ続きます!
途中からでも参加できるものなので、興味がわいた人はぜひ今月のミッションからトライして、編集部に報告してくださいね。