子供の科学2023年1月号別冊付録「科学ミッションカレンダー」9月のミッションページ。晴れた日には気持ちのいい空が見られる季節。9月は雲を観察してみよう! ただし、下から見上げるだけでなく、上からも見るのが佐々木先生からのミッション。さて、「上から見る」ってどうやるんだろう…。ここではそのやり方を紹介します!
1.ミッションシートをダウンロードしよう
まずは「雲の観察ミッションシート」をダウンロードして名前を書き込みます。
シートには10日分の観察が記録できるようになっていますが、たくさんやりたい人はシートをコピーして使うのでもOK。逆に、「5日間しかできなかった」というのでも問題ありません。
ただ、9月は雨の日も多いため、「晴れていたら雲を探してみる」くらいの気持ちでトライするのがおすすめです。
※ミッションシートのダウンロードにはコカネット無料会員登録が必要です。
2.雲の写真を撮る
まず、雲を“下から”見ます。
晴れて雲が見える日に、雲の写真を撮ります。その際、東西南北すべての方向から雲を撮影できるとベスト。ただ、家のベランダなどでは建物で雲が隠れてしまうこともあるので、その場合は見える方向だけでOKです。
開けた空間のある公園や学校の校庭のような場所だと邪魔するものがなく、撮影がしやすいでしょう。
撮影するときには、雲を見た時刻をミッションシートに記入してください。
3.雲の種類を判定する
撮影した雲がなんという種類なのかを調べます。そのときに使ってほしいのが以下の「十種雲形の雲分類フローチャート」です。
右上の「スタート」から順に進んでいくと、雲の種類が判定できるスグレモノ。これかな?と思うものをミッションシートに記入しておきましょう。
posterフローチャートフローチャート協力・画像提供/荒木健太郎
(子供の科学2022年6月号別冊付録ポスターより)
4.気象衛星ひまわりで衛星画像をチェック
次にするのは、雲を“上から”見るステップ。
やり方は簡単で、まずは「ひまわり8号リアルタイムweb」にアクセスします。「ひまわり8号リアルタイムweb」は、気象庁が提供するひまわり8号衛星の高解像度画像を表示するwebアプリケーション。一般に公開されていて、過去の衛星画像が見れるほか、画像をダウンロードすることも可能です。
アクセスできたら、撮影した日時を画面上部のカレンダーから選んで、雲の衛星画像を見てみましょう。
画像を保存したいときは、画面左端にあるパソコンマークをクリック。画面キャプチャを保存することができます。
このサイトでは、衛星の動画を見ることもでき、大きな雲の流れを知るのにも役立ちます。撮影したときの雲だけでなく、1週間前の空の様子や1年前の空の様子、同じ日の朝と昼、夕方での違いなど、いろいろと試して見てみるとおもしろいですよ!
5.“下から”と“上から”を比べてみよう
自分で撮影した“下から”の雲の写真と、同じ時間帯の“上から”の画像を見比べると、どんなことがわかるかな? 雲の形や様子、大きさ、動き、印象の違いなど、感じたことをミッションシートに書いてみよう!
6.ミッション報告をして、本を手に入れよう
ミッションシートに記入ができたら、編集部に報告をしましょう。撮影した雲の写真も厳選して3枚程度お送りください。ミッションを報告してくれた人の中から抽選で、雲をテーマにした本をプレゼントします!
この本は、たくさんの雲の写真とともに、雲のでき方やメカニズムを紹介。とくに、台風や集中豪雨などの自然災害をもたらす雲の内部で何が起こっているかは、図解を用いてわかりやすく解説しています。気象についての理解を深めるとともに、雲の観察や、何気なく見ていた空や天気予報が、より楽しくなる情報も満載の1冊です!
また、報告されたシートは佐々木先生が確認し、おもしろいものを本誌2024年1月号で紹介する予定。佐々木先生にシートを見てもらいたい&本がほしい人は、2023年10月20日(金)までにご報告を! たくさんのご応募をお待ちしています!
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