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チカラくんとはじめる MESHでアイディアものづくり

レシピその9
命中すると振動して音が鳴る 懐中電灯のレーザーガン

協力/ソニー株式会社 文・構成/塩野祐樹 イラスト/有留ハルカ

命中すると振動して音が鳴る 懐中電灯のレーザーガン

夏祭りの屋台でおなじみの射的ゲームを、MESHでアレンジしてみよう。コルク銃のかわりに懐中電灯を使ったレーザーガンをつくり、明るさタグを利用した的を狙うんだ! 懐中電灯の光が的に命中すると、音が鳴ってレーザーガンが振動するぞ。

使用するもの

●GPIOタグ…1個
●明るさタグ…1個
●モーター(ジャンパーワイヤー付き。特設サイトで推奨モーターを確認しよう)…1個
●消しゴム…1個
●牛乳パック…1個
●両面テープ
●セロハンテープ

つくり方

消しゴムが大きすぎたり重すぎたりすると、モーターが回らないことがあるぞ。モーターが回転しない場合は、消しゴムを小さくしよう。

1モーターに消しゴムをさす

まずはレーザーガンづくりから。消しゴムを横幅1cmほどにカットして、モーターの軸にさす。こうすると消しゴムが回転したときに軸がぶれて、小さな振動が発生するんだ。

ジャンパーワイヤーが付いていないモーターを使うときは、自分でモーターにジャンパーワイヤーを取り付けよう。

2GPIOタグとモーターをつなぐ

モーターのジャンパーワイヤーをGPIOタグのVOUTとGNDにさす。

GPIOタグとモーターをつなぐ
ここでは養生テープを使っているよ。振動しても取れないようにグルグル巻きにしよう。

3レーザーガンを仕上げる

出来上がったGPIOタグとモーターのセットを、両面テープとセロハンテープを使って懐中電灯に貼り付ける。これでレーザーガンは完成だ。

怪獣のイラストは特設サイトからダウンロードできるよ。

4的をつくる

今回は、明るさタグそのものが的になるんだけど、そのままだとちょっと寂しいよね。そこで、牛乳パックを利用して的をつくってみたよ。怪獣のイラストを貼り付けて、お腹の部分に穴をあけるんだ。お腹から明るさタグのセンサーが見えるように、裏側から明るさタグを貼り付けよう。

怪獣のイラストは特設サイトからダウンロードできるよ。

アプリを設定する

5アプリを設定する

MESHアプリを開き、図のようにタグを配置する。
●明るさタグ:「明るさが変わったら」を選択して、明るさを「5-7」にする。
●GPIOタグ1:「電源出力」を選択して、値を「オン」にする。
●タイマータグ:「待つ」を選択して、時間を「1」秒にする。
●GPIOタグ2:「電源出力」を選択して、値を「オフ」にする。
●スピーカータグ1:「再生する」を選択して、「レーザーガンの音」にする。。
●カウンタータグ:カウントを「3」にする。
●スピーカータグ2:「再生する」を選択して、「驚いた声」にする。

明るさタグに懐中電灯の光が当たって、明るさの変化を検知したら命中だ! 懐中電灯の光が当たったときの明るさを事前に確認しておこう。ここでは、明るさが5~7くらいだったので、「5-7」に設定した。部屋の明るさや懐中電灯によって値は変わるので、それぞれの環境で調整してね。

遊び方

完成

的を動かす人と、レーザーガンを撃つ人の2人で遊ぼう。的を動かす人は、牛乳パックの底を机の上から離さないのがルールだよ。3回命中したら交代しよう。

今回は、光が的に命中するとモーターが動いてレーザーガンが振動し、さらに音が出るしかけを考えた。レシピの上半分がモーターを動かすしくみ、下半分がレーザーガンの音を出すしくみだ。カウンターの回数や、鳴る音の種類をいろいろ変えて楽しんでみてね!

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