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チカラくんとはじめる MESHでアイディアものづくり

レシピその7
圧力センサーでつくる音メモ

協力/ソニー株式会社 文・構成/塩野祐樹 イラスト/有留ハルカ

圧力センサーでつくる音メモ

“圧力センサー”が受けた圧力を、GPIOタグのアナログ入力で読み取って、圧力を検知するしくみをつくろう。圧力を受けたことをきっかけに音やメロディーが流れるようにすれば、メッセージを伝える音メモや、楽しいおもちゃがつくれそう♪

使用するもの

●ブレッドボード…1個
●ジャンパーワイヤー(オス-オス)…3本
●ミノムシクリップ…2本
●スズめっき線(ブレッドボードに差し込む)…2本
●圧力センサー…1個
●抵抗器:1kΩ…1個
●GPIOタグ
●動きタグ

つくり方

GPIOタグとブレッドボードをつなぐ

1GPIOタグとブレッドボードをつなぐ

赤いジャンパーワイヤーをGPIOタグのVOUTに、黒いジャンパーワイヤーをGNDに接続したら、配線図を参考に、ブレッドボードにつなげる。

抵抗器・圧力センサーを取り付ける

2抵抗器・圧力センサーを取り付ける

配線図を参考に、足を折り曲げた抵抗器と圧力センサーをブレッドボードに取り付ける。圧力センサーがブレッドボードに直接差し込めないときは、写真のように切り取って不要になった抵抗器の足やスズメッキ線をブレッドボードに差し込み、ミノムシクリップでつなごう。圧力センサーに向きはないので、どちらの穴に差してもOKだ。

3本目のジャンパーワイヤーをつなぐ

33本目のジャンパーワイヤーをつなぐ

3本目のジャンパーワイヤーを、GPIOタグのAIN(アナログ入力、丸で囲んだ穴)に差し、配線図で位置を確認してブレッドボードにつなぐ。これで配線は完了だ。

アプリを設定する

4アプリを設定する

MESHアプリを開き、図のようにタグを配置する。
●動きタグ1:「振られたら」を選択する。
●GPIOタグ1:「電源出力」を選択して、値を「オン」にする。
●GPIOタグ2:「アナログ入力」を選択して、トリガーを「しきい値を上回る」にする。しきい値は、下を参考に調整する。
●スピーカータグ:「再生する」を選択して、好きなサウンドを選ぶ。

しきい値の設定

【しきい値の設定】
しきい値(いき値ともいう)とは、ある反応を起こさせるのに必要な最小値。しきい値を変えることで、圧力センサーが受けた圧力の強さに応じて、アウトプットを変化させることができる。今回の場合は、しきい値を上回ると信号が送られるしくみで、しきい値を上げると、圧力センサーを強く押したときだけ反応するようになり、しきい値を下げると、押す力が弱くても反応するようになる。

完成

動きタグを振ると、スイッチオン!圧力センサーを押すと、スピーカータグで設定した音が流れるはずだ。録音した自分の声が流れるようにすれば、触るとメッセージが流れる「音メモ」ができちゃう! センサーの上に動物のイラストを置いて、動物に触ると鳴き声が流れるサプライズなおもちゃもできそうだね♪

圧力センサーは、受けた圧力の大きさによって抵抗値が変化するしくみになっている。この回路に流れる電流は一定なので、抵抗値が変化すると電圧が変化する。この変化を、3本目のジャンパーワイヤーがGPIOタグに伝えているんだ。

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