『子供の科学』2022年11月号の記事「モルモットの真の姿を追え」で紹介した通り、モルモットの声はバリエーション豊富。親しい人間や仲間には、いろいろな声で鳴いて気持ちを伝えてくれるよ。個体差や若さなどで、1匹1匹微妙に鳴き方が違ったりもする。
ここではごく一部だけれど、モルモットの声をご紹介。驚くほど表現力豊かな声を聴いてみよう。
プイプイプイ
機嫌がよかったり、うれしくて楽しい時の声。遊んでほしくて呼びかけたり、食べ物がほしいとおねだりする時も、大声でこの鳴き方をするぞ。
キュイキュイ
「食べ物ちょうだい!」と強くおねだりをするときによく聞かれる声。興奮したり強い感情を表す時にもこの鳴き方をすることがある。(音声:テリオスくん)
クルルクルル
気持ちいい、嬉しい、心地よい気持ちを表す鳴き声。なでられたり、おいしい食べ物を食べたり、リラックスして過ごしているときなどに聞かれる。
グルグルグル
嫌だ、やめろなど否定的な気持ちを表す声。撫でられた場所が気に入らないなど、軽い不満を表すときに使うこともある。本気で怒ったり警戒するとさらに低い鳴き声になる。
チュンチュン
めったに聞けない珍しい声。1つの説として、死んだ仲間を悼むとき、強いストレスの後や緊張しているとき、発情時、警告するときなどに出すといわれている。(音声:アテナちゃん)