「メカトロウィーゴ」というロボットを知っているかな?
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版
』シリーズの3Dモデリングでも知られる3D造形家・小林和史氏が生み出した人気ロボットキャラクターだ。
「メカトロウィーゴ」とは?
考案した小林氏の設定では、子供が搭乗
する全高260cmのロボットで、過疎地
での通学やレクリエーションに利用されるロボットとされている。その特徴は、同氏の長年の構想
と東日本大震災の発生を目のあたりにして自然に行き着いたという「兵器ではない子供のための平和なロボット」というコンセプトに集約される。
2011年のワンダーフェスティバルで発表された「メカトロウィーゴ」はすぐに注目を集め、フィギュアやプラモデルとして親しまれ、2019年にはアニメ化もされて人気ロボットキャラクターとなった。
そしてこの2020年、講談社が発起人
となり、人気ロボットキャラクター「メカトロウィーゴ」を現実のものにするという目標を掲
げた「メカトロウィーゴプロジェクト」が開始されるんだ。
オリジナル漫画連載がスタート!
正式なプロジェクトの発表は2020年秋を予定しているが、それに先駆
けて、まずオリジナル漫画連載がスタートするぞ! 初のオリジナル漫画『万能変化
メカトロウィーゴ』は、講談社「マガポケ」にて読むことができる。初回は6月16日に配信されているよ。
主人公は、何の変哲
もない田舎町
に住むソラとリク。しかしその日常は、ある異形
の出現で崩
れ去り、子供たちの前には乗る者の可能性を増幅
しカタチに変えるロボットが出現した。このロボットに乗り、平和な未来を取り戻すというストーリーだ。オリジナル漫画には、『機動戦士ガンダム』で知られる世界的メカニックデザイナー・大河原邦男氏によるオリジナル機体も登場するという。
オリジナル漫画リリースと同時に、メカトロウィーゴをカスタマイズして遊べるダンスミニゲームアプリ「ダンシングウィーゴ」(Android版)もリリースされているよ(iOS版は近日公開)。
プログラミング学習用ロボットに!
主人公・ソラの乗る機体をベースにしたメカトロウィーゴは、世界的なロボット開発集団・リビングロボット社によってプログラミング学習用ロボットとなって登場!
教育用ビジュアルプログラミング言語・Scratch(スクラッチ)で制御
ができて、初心者でも取り組みやすいものになっている。
2020年7月から福島県を皮切りに教育機関に導入。さらに2020年11月には、一般向けに先行限定販売を予定しているゾ! 今から楽しみだね!!
(文/子供の科学編集部)