「KeyTouch(キータッチ)」は、パソコンにつないでなんでもコントローラーにできる発明
ツールだ! キータッチの基板
をパソコンにつないで、ワニ口クリップではさんで好きなものをつなぐ。それだけでパソコン上のプログラムで、つないだものをコントロールできるんだ。
『子供の科学』本誌の連載
では、楽器やゲームのコントローラーをつくってきたけれど(バックナンバーは「KeyTouchでつくってあそぼう」旧サイトで公開しているぞ)、この「スタプロ」のWeb連載では、キータッチを使った発明
レシピを紹介していくぞ! この記事を参考
にして、キミの周
りにあるものを、Scratch(スクラッチ)のプログラムと組み合わせた発明品「タッチガジェット」に改造
してみよう!
またこの連載では、「KoKa KeyTouchクリエーターBOX」が必要なので、持っていない人は「KoKa Shop!」で手に入れよう。
今回つくるのは、お出かけするのが楽しみになるカバン「ドレミファリュック」だ。5月31日に開催
した「KeyTouch+Scratchプログラミングオンラインワークショップ」で、講師
のアベちゃん(未来工作ゼミのハカセ)が、制作例
として紹介した作品だよ。なんと、楽しく演奏ができるカバンなんだ。自分のカバンを楽しい楽器に変身させてみよう!
1 ドレミファリュックの材料をそろえる
ドレミファリュックは、リュックの肩
ひもの部分にキータッチの端子
からのワニ口ケーブルをつないで、その部分に触
れることで演奏ができるというしくみになっているよ。
まずは材料をそろえよう。「KoKa KeyTouchクリエイターBOX」以外は、おうちにあるものでつくることができるよ。
用意するもの
① カバン(リュックサックやランドセルなど、肩ひもがあるカバンがおすすめ)
② アルミホイル 4枚(幅
は5㎝くらいで、長さはカバンの肩ひもに合わせて調整
してね。今回は8cmくらいにした)
③ テープ(布
ガムテープか、養生
テープがおすすめ。セロハンテープでもOK)
④ キータッチ本体
⑤ キータッチ専用
USBケーブル
⑥ ワニ口ケーブル 5本(黒、赤、緑、黄、白各1本ずつ)
2 ドレミファリュックをつくる
さっそく、ドレミファリュックをつくっていこう。
2.1 アルミホイルを細長く折る
4枚のアルミホイルを細長
く折ろう。写真の①から③の順番
で折
りたたんで、だいたい幅が1cmで長さが8㎝の帯
にするよ。折りたたむことでアルミホイルの帯を破
れにくくするんだ。
2.2 アルミホイルの帯をカバンの肩ひもに結ぶ
折りたたんでつくった4枚のアルミホイルの帯を、カバンの肩ひもに巻
き付けて、テープで貼
ろう。アルミホイルの帯同士
のあいだは1cmくらいの間隔
をあけて貼るよ。アルミホイル同士が触
れないようにしてね。
2.3 配線をする
アルミホイルの帯をカバンの肩ひもにつけたら、キータッチの端子につけたワニ口ケーブルを配線
していくよ。
キータッチには、EARTH(アース)に黒、端子Aに赤、端子Bは緑、端子Cが黄、端子Dの白のワニ口ケーブルをつないだ。
カバン側には、ワニ口ケーブルのキータッチにつないだほうとは反対側のクリップをつなげる。肩ひもの上から赤(端子A)、緑(端子B)、黄(端子C)、白(端子D)をつないでね。
EARTHにつないだ黒のワニ口ケーブルは、カバンを背負ったときに片手で持つようにするので、カバンにはつなげないよ。
これでドレミファリュックが完成だ。次回はスクラッチでプログラムをつくって、出かけるのが楽しみになるカバンに仕上げていくぞ!
(文/未来工作ゼミ 撮影/青柳敏史)
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