2020年1月号の第15回では、「配列」の使い方を紹介したよ。ここでは、「配列」をつかったくりかえしのプログラムを紹介するよ。
2019年12月号での第16回でくりかえしを説明した。そのときに「配列“list”の値を変数“値”に入れてくりかえす」ブロックのプログラムは紹介していなかった。そこで、ここで紹介しよう。MakeCodeのプログラムを公開しているので、試してみてほしい。下のURLをクリックすると、MakeCodeの画面が開くよ。
このプログラムは、LEDディスプレイに配列の内容を表示しているんだ。
「最初だけ」ブロックのプログラムは、まず配列の内容を設定している。そのあと、LEDの点灯をくりかえすことで、設定した配列の数値の分だけ、LEDが点灯するようにしている。
「配列“配列”の値を変数“値”に入れてくりかえす」ブロックでは、配列の先頭から値
を読みだして、くりかえしの中ではそれを変数「値」として扱っている。
関数「LEDを点灯」を呼び出して変数「値」の数だけLEDを点灯したら、変数「LED-Y」を1増やしている。これはLEDの位置が1段下に移動しているという意味なんだ。
「関数“LEDを点灯”」ブロックでは、「くりかえし“個数
”回」ブロックで、LEDが点灯する数だけくりかえしている。つまり、配列に入っている数値が5なら、5個のLEDが点灯するまでくりかえしているよ。
ちょっと難しいかもしれないので、とりあえず配列の内容を変えてみて、どのようにLEDディスプレイの表示が変わるかを見てみるのもいいかも。