『子供の科学』2020年9月号で、人気コーナー「KoKaLAB(コカラボ)」研究員のすぎっこが使っていたスマホで観察できる顕微鏡
キットが大好評だ。
ここでは、この顕微鏡キットを使って、花粉を観察する方法を紹介するよ。
使用する顕微鏡キット
KoKa本誌でも紹介した「QUICK SWITCHマイクロスコープVH-9900i」についておさらいしておこう。
この顕微鏡は、小学生でも使用しやすい手軽さながら、最大倍率600倍と本格的な観察が楽しめるのが特徴。キットの中には、スライドガラスやカバーガラスなど観察に必要な道具がそろっていて、しかも割れない素材でできているから安心だよ。
そして最大の特徴は、なんといってもスマホを装着
して、写真や動画をかんたんに撮影できること! 装着台にスマホを接続すれば、スマホビューで観察ができるんだ。
写真や動画もかんたんに撮れるので、観察記録を残すのにとっても便利だね。
倍率600倍で花粉を見てみよう
KoKa本誌の中では、池の水を採取してアオミドロやミジンコを観察してみたけれど、このとき使ったのは倍率150倍と300倍だった。
以下で、300倍で撮影したミジンコの動画をチェックしよう。
ここでは、600倍の倍率を使って、さらに小さい花粉の観察にチャレンジしたよ! 花粉の形はとてもきれいな上に、花によって形が違っていて、顕微鏡で観察するのがおもしろいものの1つだ。しかも意外とかんたんに観察することができる。では、方法を紹介しよう。
①花粉を採取する
観察したい花の雄
しべをセロハンテープに押し付ける。写真のように、台座
でテープを固定したまま作業するとやりやすいよ。
写真はカボチャの雄花
を押し付けているところ。タンポポのように雄しべが表に出ている花の場合は、セロハンテープを花に押し付けても花粉を採取することができる。
②プレパラートをつくる
セロハンテープに花粉が付いたら、そのままスライドグラスにセロハンテープを貼り付けてしまおう。
テープをカットすればプレパラートが完成。
③顕微鏡にセットして観察
さっそく顕微鏡にセットして、倍率600倍で観察してみよう。
スマホで撮影してみると、以下の記録画像が撮れたゾ!
どう? かんたんでしょ? こんなに手軽にミクロの世界が観察できて、しかも画像データに残せるのがおもしろい!
ぜひみんなも、この顕微鏡キットでおもしろいものを撮影して、編集部に観察結果を送ってね。
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(文/子供の科学編集部 写真/青柳敏史)