自由研究で提出するときのまとめ方《サイエンスクラフト》 -自由研究スペシャル

 自由研究の宿題として提出するなら、つくりたい理由や必要な準備、つくったときの様子、実際につくってわかったことなどを整理してまとめたレポートをつけよう。みんなから感想をもらったら、それを次の工作や研究に活かそう。

つくりたいものを決める

 欲しかった形、気になる動きをするしくみなど、つくってみたいものを決めよう。下のまとめ方の例に沿って、準備をしてから工作に取りかかるといいよ。

工作や実験の記録を撮影するコツ

 デジタルカメラは、工作や実験の様子、結果を記録して紹介するときに役立つ。よりわかりやすく相手に伝えるための撮影のコツを紹介するよ。

ものの動きを見せるコツ

 少し暗いところで撮影すると、ブレたような残像が写ることがあるよね。この残像を使うと、ものの動きがわかる写真を撮ることができる。デジタルカメラをしっかり固定して、感度を下げると動いている部分の残像が写るので、動きのあるものを撮影するときに使ってみよう。

感度を上げて、シャッタースピードを速くして撮影したもの。
感度を下げて、シャッタースピードを遅くして撮影したもの。

ものの大きさを知らせるコツ

 写真を見ただけでものの大きさを伝えたい場合、方眼紙の上にものを置いて撮影するとわかりやすい。

ものの形を見せるコツ

 横から光を当てて撮影すると、陰ができるので、ものを立体的に見せることができる。

横から光を当てて撮影したもの。
正面から光を当てて撮影したもの。

しっかり伝える展示のコツ

 工作を展示するときは、工作したものを置いておくだけではだめだ。つくったものの説明や使い方、どうやってつくったのかなどがわかるものと一緒に展示しよう。

発表の内容は、見やすく模造紙に大きく書いて、壁などに貼ろう。工作しているところや工作を実際に動かしているところをビデオで撮影して流すのも効果的だ。

(工作・写真・イラスト/久保政喜 ことり社)

「夏休み自由研究スペシャルサイト」に戻る

最新号好評発売中!

子供の科学 2024年 12月号

CTR IMG