こちらは、2022年9月号の特集「体験! メタバース」で紹介した、メタバースを体験する方法について、アプリのインストールや設定を解説しています!
メタバースのワールドでまずは遊んでみたい場合は、メタバースプラットフォーム「cluster」や「VRChat」を使って楽しんでみてください。
自分が行きたいワールドをつくりたいなら、2D/3Dゲーム開発エンジンの「Unity」を使ったワールドのつくり方を参考にしてみてください。ここでは基本的な機能を使った簡単なつくり方を説明しています。
さあ、これでメタバースの世界に飛び込んでみましょう!
※この記事は、2022年7月末時点での情報をもとに執筆をしています。使用しているアプリケーション、ソフトウェアのバージョン、画面などはご利用時には更新されている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
メタバースのワールドで遊ぼう!
初めてメタバースにチャレンジするなら、メタバースプラットフォームの準備が必要になります。ここでは、メタバースのプラットフォームのインストールから、ワールドに入るための手順を説明します。
記事でも紹介した「cluster」と「VRChat」でのやり方を紹介しますが、手順はそれぞれで全く違うため、試してみたい方の説明をご覧ください。ただ、VRChatは英語版しかないため、やや使うのが難しいかもしれません。自信がない人は、まずclusterの方を試すことをオススメします。
また、メタバースはSNSと同じように、たくさんの人がいる1つの社会のようなものです。現実社会と同じようなトラブルが起こる可能性もあるため「利用時の約束」は必ず読んでから、楽しむようにしましょう。
clusterでの遊び方
VRChatでの遊び方
音声機能について
おすすめワールド一覧
《必ず読んでね》これだけは守ろう! 利用時の約束
メタバースは1つの社会です。現実の社会と同じような問題が起きることもあります。いろんな人が参加していて、全員が良い人とは限りません。油断していると、犯罪やトラブルに巻き込まれてしまう恐れも。利用時の注意はSNSと同じことが多いですが、必ず保護者と一緒に利用し、また自分を守るために、特に以下の点には気をつけてください。
・知らない人からのフレンド申請は断る
メタバースを一緒に遊ぶのに便利なフレンド機能ですが、フレンド申請を受けるかどうかは、その人の自由。断るのに「申し訳ないかも…」と遠慮する必要はありません。拒否しても、それが相手に伝わることはないので安心してください。
・適切なワールド設定を忘れない
ワールドに入るとき、設定をオープンな状態にしてしまうと、途中で知らない人が入ってくる可能性があります。自分だけしか入れない設定にしておけば、SNS的な要素は一切排除して、純粋に仮想空間だけを楽しむこともできます。
・個人情報は絶対に出さない
本名、住所、年齢、学校名、家族構成などは、全て大事な個人情報です。もしネットで聞かれても、答えてはいけないですし、むしろそんなことを聞いてくる人は疑った方が良いでしょう。アカウント情報も、本名が推測できるようなものは避けてください。
またメタバースで長時間遊ぶと、乗り物酔いに似た症状で気分が悪くなることがあります。これは”3D酔い”とも言われ、かなり体質によるところが大きいのですが、少しでも異変を感じたらすぐにプレイを中止してください。3D酔いを避けるためには、アバターの視線をあまり動かさないようにする、などの対策が有効です。
保護者の方へ
メタバースプラットフォームで、子供が自分のアカウントをつくるときは、保護者による承認とその後の管理が必要です。規約で年齢が決まっているものもありますので、それは保護者の方が代わりに行うなど、利用についてはご家庭内でルールを決めたうえで、行うようにしてください。
Unityによるワールドのつくり方
ここでは、cluster向けのワールドを、Unityでつくる方法を紹介します。「子供の科学深ボリ講座」で掲載していますので、下の見出し部分をクリックすることで、記事に移動できます。
1 Unityの準備
2 サンプルプロジェクトでワールドづくりをはじめよう
3 サンプルプロジェクトを改造しよう
4 公開されている3Dデータを使ってワールドを改造する
5 もっとUnityでのつくり方を知りたい!
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