【8/11(祝)14:00】ハンディ顕微鏡で生き物ミクロ観察ワークショップ事前準備&観察物採集ガイド
今回の顕微鏡観察ワークショップは、生き物の観察にチャレンジします。ワークショップに参加する前に、観察するもの(観察物)と道具の準備をしておきましょう。
1.準備するもの
ワークショップでは以下の道具や材料を使います。始まる前に机の上にそろえておきましょう。
●ハンディ顕微鏡DX「RXT300」
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●スライドグラス2枚(事前にケースに入れてお届け。ハンディ顕微鏡DX「RXT300」に付属しているものも使えます)
●カバーグラス約4枚(事前に丸いケースに入れてお届け。ハンディ顕微鏡DX「RXT300」に付属しているものも使えます)
●スポイト(事前にお届けします)
●ピンセット
●ティッシュペーパー
●セロハンテープ
●カッター(低学年の人は使うときに保護者に手伝っていただきましょう)
●はさみ
●コップやプリンカップなどの水入れ(底に1cmほど水を入れておいてください)
●小皿(採集した花を入れておきます)
●観察物①「花びら」(項目2で採集方法を説明します)
●観察物②「鳥のはね」(事前にお届けします。お届けしたものをそのまま切って使いますので、特に事前の準備は必要ありません)
●観察物3「キュウリの破片」(項目3で採集方法を説明します。長さ2cmほどの輪切り、またはヘタの部分。食材の残りでOKです)
2.観察物①の花びらを採集しよう
今回は花の「花びら」を観察します。ほとんどの花では花びらは薄いので、そのまま観察することができます。
【手順1】花びらを採集する
●花の種類は何でもOK。庭やプランター、植木鉢、花びんで咲いているもの、道ばたで見つけた花でもかまいません。ただし自分の家以外で採集するときは、持ち主に許可をいただきましょう。
●花を採集するときは…
→花が小さい場合は、茎のいちばん上(花のすぐ下)をはさみで切って、花一輪の全体を採集する。
→花が大きい場合は、花びら数枚をピンセットなどで採集する。
→花びんや植木鉢の場合は、近くに持ってきて花びらだけを採集する。
【手順2】花びらを保存する
採集した花や花びらは、小皿にいれてラップをかけておきましょう。ただし何日も前に採集するとしおれてしまうので(しおれても観察はできます)、前の日か直前に採集するといいでしょう。
ここからはワークショップで詳しく説明しながら行いますが、内容だけ先に紹介しておきます。
【手順3】花びらを切り取る
●観察するのは花びらのごく一部分です。最初は、ほこりなどがついていないきれいな部分を切り取ってプレパラートにします。
●切り取り方法は以下の図を参考に、ワークショップで行います。
《注意》
・観察する部分はできるだけ触らないようにします。
・あまり大きく切ると観察しにくくなります。
【手順4】プレパラートにする
●ワークショップでは、最初にセロテープを使った方法で観察します。
●次に、一時プレパラートをつくって観察します。
3.観察物③のキュウリを採集しよう
【手順1】キュウリを入手する
お家の方にお願いして切り分けていただきましょう。長さ1cmの輪切り、またはヘタの部分が1cmほどあれば十分です。
※もしキュウリがない場合、ダイコンやニンジンでも同じように観察できます。その他の野菜でも観察は可能ですが、厚さがあるもののほうがやりやすいでしょう。
【手順2】キュウリを保存する
●入手したキュウリは、食品ラップなどをかけて乾燥しないようにしておきます。
●保存は冷蔵庫に入れておくと長持ちしますが、観察の30分前までに外に出して温度をならしておきます。
この後ワークショップにて、キュウリをカッターで加工し、プレパラートをつくります。このカッターを使用するとき、低学年の人は自分でやらずに、必ずお家の方に手伝っていただきましょう。
観察物採集のポイント
ワークショップで体験したやり方をいかして、いろいろなものを観察しましょう。観察物を採集するコツを書いておきます。
●身近なものをよく観察しよう
どのようなものでも顕微鏡で興味深く観察することができます。何を見たらよいか、身のまわりを注意深く見まわしてみましょう。
●ルーペ(虫眼鏡)とピンセット、ビニール袋を持ち歩こう
小さなものを集めるとき、役立ちます。ハンディ顕微鏡とセットで持ち歩くといいでしょう。
●観察する部分のまわりも採集しよう
観察できるのはわずかな部分ですが、その周囲が意外におもしろいかもしれません。興味がわいた部分だけでなく、そのまわりも少し余分に採集するといいでしょう。ただし、花や草、昆虫などの生き物は、必要以上にたくさん採集してはいけません。
●採集したものはていねいにあつかおう
小さなものはかんたんに壊れることがあります。ビニール袋などに入れたらていねいにあつかいましょう。
●できるだけ早く観察しよう
採集したものは、くさったりカビが生えたりすることもあります。採集したらできるだけ早めに観察しましょう。
●採集した場所や時刻をメモしておこう
後で比較したり自由研究に活かすには、いつ、どこで、どのように採集したかをメモしておきます。「採集ノート」として小さなメモ帳を用意しておくといいでしょう。