時間を計って、その時間がきたら針の動きで知らせてくれるタイマーをつくろう。秒針を魚のイラストにして、拾ってきた貝殻を3分、2分、1分のところに配置したよ。上部のLEDは1秒ごとに点滅する。貝殻でなくても、拾った小石や、集めていたシールなど、好きなものを使おう。夏休みの思い出がよみがえるデザインのタイマーだね。
プログラムを変えれば、3分以上のタイマーに変えることもできるよ。
<材料 各1(土台部分を除く)>
・使わなくなったシールウェアやランチボックスなど。お菓子の箱でもよい(ただしサーボモータを固定するのでしっかりしたもの)。厚さ2mm以内のもの。(サーボの軸が短いため)今回はランチボックスを使用。(取り付け位置によるが、スタディーノ本体が入る位の大きさプラスサーボの1㎝が必要となります。)
・“時間”の目印となるもの(今回は貝殻を使用)
・アクセントのためのマスキングテープ各色
・デザインカッター、はさみ、千枚通し、ドライバー
・瞬間接着剤
・ジャンパー線(オスーオス、オスーメス、メスーメス)
工作をする前に、スケッチがスタディーノに正しく書き込まれているかを確認します。スタディーノにサーボモーター(→D9端子 茶色ケーブルを外側)と赤外線フォトリフレクタ(→A5 I/O端子)、LED(→A4 I/O端子)をつなげます。
電源を入れて、以下のように動作すれば正しいプログラムが書き込まれています。
まずサーボモーターが原点の位置まで移動します。A2ボタンを押すたびにサーボが少し回り、A1ボタンを押すと逆の方向に少し回ります。赤外線フォトリフレクタに手を近づけるとサーボが細かく動き秒を刻みます。
★動きを確認したら、一度電源を切ってから再度入れて、サーボモーターの軸を原点に戻しておきます。★
穴開け加工をします。ランチボックスにサーボ、LED、赤外線フォトリフレクタのための穴をあけます。
サーボは裏面の下側に、赤外線フォトリフレクタは上側面に、LEDは上側にとりつけることにしました。また、取っ手のヒモをつける場合は、その穴もあけます。できあがりをイメージして、どの位置だと使い勝手がよいか考えて位置をきめて、あらかじめマジックで印をつけておきましょう。ランチボックスはかなりしっかりとしているので、まず始めは目打ちで穴を開けて、徐々にカッターで切り開いてゆきます。
サーボの軸用の穴は、軸を通してみて、反対側からサーボホーンを取り付けられる位の大きさを開けます。
フォトリフレクタは約4.9mm ×6.4mm(縦×横)のサイズなので、それが入るような大きさをあけます。
LEDは、差し込んでみて端子だけが入って本体で止まる位がよいでしょう。
サーボを本体にとりつけます。まず取り付け位置を確認しておきます。軸の回転方向は、ゼロのときが最も右側に倒れます(記事のアーテックのブロックを使った場合とは、サーボを見る向きが異なるので、ゼロの位置は右側となります。)
ランチボックスの中からサーボの軸をだし、表からサーボホーンを差し込みます。このとき、サーボホーンがランチボックスと接触しない位の隙間が空いていることが大切です。
サーボホーンがランチボックスと接触してしまい、回転しづらい場合は、もう少し穴を大きくして、軸をさらに中に入れるようにしましょう。
サーボホーンをねじ止めしておきます。ランチボックスの中からは、サーボモーターがぐらつかないように、側面に厚紙などをいれて、マスキングテープなどで固定しておきます。
サーボをとりつけたら、サーボホーンに秒針のイラストの紙を接着剤で貼ります。今回は貝殻に合わせて、魚の形にしてみました。
一度サーボをスタディーノにとりつけて、動作をさせてみて、0,1,2,3分を指す位置を確認します。0,1,2,3分を指す位置を確認したら、印となる貝殻を接着剤で貼ります。
余裕があれば、マスキングテープで10秒くらいの刻みをいれます。
あとは適宜マスキングテープで装飾します。
LEDと赤外線フォトリフレクタをランチボックスの外から取り付け、スタディーノに配線します。
LEDはメスーメスのジャンプワイヤで、直接スタディーノのA4(I/OとGND)の端子に接続します。赤外線フォトリフレクタは、ブレッドボードにオスーオスのジャンプワイヤをさして、その先に端子を差し込みます。
どちらも端子同士が接触しないように、テープでぐるぐる巻きにします。取っ手のヒモも通しておきます。
ランチボックスにまず電池ボックスを入れて固定してからスタディーノを入れます。電池ボックスのON/OFFスイッチの上をスタディーノでふさがないように、ずらして固定します。ジャンプワイヤやスタディーノがランチボックスから飛び出さないようにマスキングテープでとめておきます。
完成です。